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マレーシアの航空会社 ウィキペディアから
エアアジア(マレー語: AirAsia)は、キャピタルA (マレー語: Capital A Berhad) によって運行されているマレーシアの格安航空会社 (LCC) である。
種類 | 株式会社 |
---|---|
市場情報 | MYX: 5099 |
本社所在地 |
マレーシア セランゴール州セパン クアラルンプール国際空港 KLIA2, RedQ |
設立 | 1993年 |
業種 | 空運業 |
事業内容 | 空運業 |
主要株主 |
|
関係する人物 |
トニー・フェルナンデス(CEO) en:Kamarudin Meranun(会長) |
外部リンク |
www |
特記事項:2022年1月、AirAsia Group Berhad より社名変更 |
多くのグループ企業を抱える世界屈指の規模のLCCである。クアラルンプール国際空港を拠点に路線網を構築している。2014年には大規模なLCC専用ターミナル「Klia2」が開業した。
手荷物の受託は有料で、5リンギットである。機内清掃の簡素化を図るため、座席は革張りである。事前座席指定は15 - 25リンギットだが、子供・高齢者などは割引がある。一部路線でパック入りミネラルウォーターが提供される以外は飲料・軽食は有料にて販売される。予めオンラインで予約した場合は割引価格で提供される。原則として機内に飲食物を持ち込むことはできない。
クアラルンプール市内に近いスルタン・アブドゥル・アジズ・シャー空港に本拠地を移転する計画があったが、マレーシア政府に拒否された。
設立当初はマレーシア政府系重工業会社DRB-ハイコム傘下の企業だったが、後に業績は低迷し、経営破綻状態になる。大手レコード会社、ワーナー・ミュージックのアジア地域役員だったトニー・フェルナンデス (Tony Fernandes) は、持株会社チューンエア (TuneAir Sdn Bhd) を設立し、2001年12月2日に1リンギットで買い取る。
クアラルンプール国際空港 (KLIA) を本拠地とし、運賃を格安で提供して、マレーシア航空の国内線独占状態を破り、2003年から黒字化した。有効座席キロ (ASK、Available Seat-Kilometer) は2.19USセント(2005年度)である。
2003年、シンガポール・チャンギ国際空港の乗り入れをシンガポール当局から拒否されたため、シンガポールとの国境に隣接するジョホールバルのスナイ国際空港を第二の拠点と位置づけ、タイのバンコクへ国際線を就航させた。コタキナバル国際空港も拠点としている。
2004年には、タイとインドネシアに、それぞれ国内線を中心に運航する関連会社を設立。以後、マカオ、フィリピンのクラーク、カンボジアのシェムリアップやプノンペンにも進出する。
2006年3月24日、クアラルンプール国際空港にLCCターミナル(Low Cost Carrier Terminal)が開業し、同社のすべての便が移転した。貨物地区に暫定的に建設されたもので、貨物上屋に容易に改装できる設計となっていた。旅客増加に対応するための暫定措置として2008年以降ターミナルの増築工事が行われた。
2006年以降、主力機材であったボーイング737-300を、順次エアバスA320に切り替え、2008年に完了する。2010年、オーストラリアのジェットスター航空と、機材や部品の共同購入などで提携した[1]。
2009年までウィリアムズF1の公式スポンサーでもあったが、2010年より、トニー・フェルナンデスCEO自らが代表を務めるロータス・レーシングが参入した。
2011年5月3日以降の予約についてはサーチャージを徴収していた[2]。
2014年5月、クアラルンプール国際空港に新しいLCCターミナル「Klia2」が開業した。
2014年12月、インドネシア・エアアジア8501便墜落事故が発生、乗客・乗員計162名全員が死亡したと見られる[3]。
2015年1月26日以降、燃油サーチャージは不要となった[4]。
2016年8月、リオデジャネイロ五輪で金メダルを獲得したASEAN圏内の選手は生涯搭乗券を無料にすると発表した。銀・銅メダルの選手も5年間、2年間と無料になると発表し、ジョセフ・スクーリング選手ら6名が対象となった[5]。
2022年1月28日、グループ持株会社の社名を「キャピタルA(CAPITAL A)」に変更したと発表した[6]。
地域 | 国 | 就航地 |
---|---|---|
東南アジア | マレーシア | マレー半島 : クアラルンプール、 アロースター、ジョホールバル、コタバル、クアラトレンガヌ、ランカウイ島、ペナン島 ボルネオ島 : ビントゥル、コタキナバル、クチン、ラブアン島、ミリ、サンダカン、シブ、タワウ |
ブルネイ | ブルネイ | |
カンボジア | プノンペン、シェムリアップ | |
インドネシア | バリクパパン、バンダ・アチェ、バリ島、ジャカルタ、クルタジャティ、マカッサル、メダン、パダン、プカンバル、ジョグジャカルタ | |
ミャンマー | ヤンゴン | |
フィリピン | セブ、マニラ | |
シンガポール | シンガポール | |
タイ | バンコク/ドンムアン、チェンマイ、クラビー、プーケット | |
ベトナム | ダナン、ハノイ、ホーチミン、ニャチャン、フーコック島 | |
南アジア | バングラデシュ | ダッカ |
インド | ベンガルール、チェンナイ、コーチン、ハイデラバード、コルカタ、ティルチラーパッリ | |
モルジブ | マレ | |
スリランカ | コロンボ | |
東アジア | 中国 | 北京大興、広州、桂林、掲陽、昆明、南寧、泉州、深圳、武漢 |
香港 | 香港 | |
マカオ | マカオ | |
台湾 | 台北/桃園、高雄 |
航空会社名 | 設立年 | 拠点空港 | 運航機材数 |
---|---|---|---|
エアアジア(AK) | 1993年 | クアラルンプール国際空港 | 70 |
タイ・エアアジア(FD) | 2003年 | ドンムアン空港(バンコク) | 54 |
インドネシア・エアアジア(QZ) | 2005年 | スカルノ・ハッタ国際空港(ジャカルタ) | 22 |
エアアジア X(D7) | 2006年 | クアラルンプール国際空港 | 12 |
エアアジア・フィリピン(Z2) | 2012年 | ニノイ・アキノ国際空港(マニラ) | 16 |
タイ・エアアジア X(XJ) | 2013年 | スワンナプーム国際空港(バンコク) | 6 |
エアアジア・カンボジア | 2022年 | プノンペン国際空港、シェムリアップ・アンコール国際空港 | 1 |
詳細はCorporate Structureを参照
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