体節全身の構造が体節の繰り返しでできている場合、これを体節制と言う。 また、脊椎動物の発生においても中胚葉性の分節構造の名称として「体節」があるが、こちらはsomiteの訳語であって、本項目の述べる概念とは意味が異なるので注意。背中側で脊索の両側に位置し、のちに脊椎骨を含む骨格や骨格筋、真皮などに分化する。(詳細は体節
六脚類頭部の各部位と体節の対応関係は次の通り。 先節 (ocular somite) 前大脳(protocerebrum)・頭楯(clypeus)・上唇(labrum)・口・眼に対応。他の節足動物と同様、上唇を付属肢由来と考えられる場合、これが先節由来の付属肢となる。 第1体節 (somite I)
時間生物学mechanism for the somite segmentation clock. Bessho, et al. 2003 Genes Dev. ^ Instability of Hes7 protein is crucial for the somite segmentation clock
先節先節(せんせつ、英語: ocular somite, 旧称: acron)とは、節足動物・有爪動物・緩歩動物・葉足動物を含む汎節足動物の体において、眼や口を有し、頭部もしくはその一部を構成する先頭の体節構造である。 様々な汎節足動物における前部の体節と付属肢の対応関係(葉足動物・有爪動物・緩歩動物以外の図は節足動物)
尾節ケンミジンコ(カイアシ類) アメリカカブトエビ(カブトエビ類) ヤマトウスヒメカイエビ(カイエビ類) 甲殻類は往々にして明瞭な尾節を有し、肛門節(anal somite)とも呼ばれる。肛門は通常ではその末端にもつが、腹面(軟甲類)もしくは背面(カイアシ類)にもつ例もある。原則として附属体をもたない他の節足動物の