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『Tiny Dungeon』(タイニイ ダンジョン)は、日本のアダルトゲームブランドRosebleuによる Windows用18禁恋愛アドベンチャーゲームシリーズである。全4部作。2010年6月25日に第1作『Tiny Dungeon 〜BLACK and WHITE〜』(タイニイ ダンジョン ブラックアンドホワイト)が、2010年12月24日に第2作『Tiny Dungeon 〜BLESS of DRAGON〜』(タイニイ ダンジョン ブレスオブドラゴン)が、2011年7月29日に第3作『Tiny Dungeon 〜BIRTH for YOURS〜』(タイニイ ダンジョン バースフォーユアズ)が発売された。そして、2012年7月27日に第4作『Tiny Dungeon 〜BRAVE or SLAVE〜』(タイニイ ダンジョン ブレイブオアスレイブ)発売され、完結した。
Tiny Dungeon | |
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ジャンル | 未来を選択するAVG |
ゲーム:Tiny Dungeon 〜BLACK and WHITE〜(BaW) Tiny Dungeon 〜BLESS of DRAGON〜(BoD) Tiny Dungeon 〜BIRTH for YOURS〜(BfY) Tiny Dungeon 〜BRAVE or SLAVE〜(BoS) | |
対応機種 | Windows XP/Vista/7 |
発売元 | Rosebleu |
メディア | DVD-ROM |
発売日 | 2010年6月25日(BaW) 2010年12月24日(BoD) 2011年7月29日(BfY) 2012年7月27日(BoS) |
レイティング | 18禁 |
キャラクター名設定 | 不可 |
エンディング数 | 1 |
セーブファイル数 | 100+Quick10 |
画面サイズ | 1280×720 / フルスクリーン |
キャラクターボイス | フルボイス(主人公除く) |
テンプレート - ノート |
シナリオのあごバリアが過去に企画・シナリオを担当した『SHUFFLE!』やイラストノベル『ジャッジメントちゃいむ』のように、複数の異世界が混じり合う世界を舞台としており、タイトルごとに一人のメインヒロインにスポットを当てた物語を描いていく、全四部で構成されているシリーズである。[1]。魔族、神族、竜族、人族と4つの種族が出てくるが、それぞれの違いを出すため、種族毎に別の原画家を採用している。
シリーズ第1作である『Tiny Dungeon 〜BLACK and WHITE〜』制作当初は1作で完結させる予定であったが、世界観やキャラ設定が膨らんで、ボリュームが大きくなった、との理由によりゲーム発売前から続編の制作が決定[2]し、シリーズ続編となる『Tiny Dungeon 〜BLESS of DRAGON〜』が2010年冬に発売の予定であると7月1日に発表された[3]。以後、第2作、第3作が発売され、2012年7月27日発売の第4作でストーリーは完結した。
2013年12月21日、続編となる『Endless Dungeon』の制作が発表され[4]、予定どおり2014年3月28日に発売された。
Rosebleu第2作として制作され、2010年6月25日に発売された。略称はBaW。メインヒロインは魔族の姫であるヴェル=セイン。
初回同梱特典にはイラスト冊子「召還の書」が、予約特典には登場人物の立ち絵が水着となる水着パッチ「解呪の鍵」がついている。
初回版は古いバージョンのデータが収録されているため、事前に修正ファイルを適用する必要がある[5]。修正ファイルはメーカーHPよりダウンロードすることができる。2012年1月27日、通常版が発売された。
Rosebleu第3作として制作され、2010年12月24日に発売された。略称はBoD。メインヒロインは竜族の姫であるウルル=カジュタ。
初回同梱特典には前作BaWのダイジェストDVD「黒の書」が、オペラ=ハウスによる実況プレイ付で収録されている。
Rosebleu第5作として制作され、2011年7月29日に発売された。略称はBfY。メインヒロインは神族の姫であるノート=ルゥム。
初回同梱特典には前作BoDのダイジェストDVD「金の書」が、オペラ=ハウスによる実況プレイ付で収録されている。
Rosebleu第7作として制作され、2012年7月27日に発売された。略称はBoS。メインヒロインが誰とはうたわれていないが、最後の選択肢ではヴェル、ウルル、ノート、白川紅の4人から選ぶようになっている。
初回同梱特典には前作BfYのダイジェストDVD「銀の書」が、オペラ=ハウスによる実況プレイ付で収録されている。
BoSの続編となる[4]、2014年3月28日に発売された。略称はED。主人公・白鷺姫たちが三階級へ進級するとともに、新ヒロイン4名が登場する[4]。新ヒロインの1人は姫の妹であり、2人は第5の種族である。
初回同梱特典には前作BoSのダイジェストDVD「白の書」が、オペラ=ハウスによる実況プレイ付で収録されている。
25年前に始まり、魔界、神界、竜界、人界という四つの並行世界を巻き込んだ滅界戦争。戦争を終結させた勇者を自らの手で育てるべく、四界が協力して作られた学園「トリニティ」。人族の白鷺姫は勇者になりたいという夢を持ち、日々努力している。姫たちが二階級に上がってから数か月。学園全体での地下迷宮探索による実技試験がある日、魔族の王女であるヴェル=セインがトリニティに転校してきた。ヴェルの転校を機に、姫の運命は大きく動き出す。
実技試験翌日の夜、周囲の時が止まり、フードを被った人物が姫の前に現れてこう告げた。お前は未来の剪定者に選ばれ、未来を選ぶ義務が与えられた。黒翼を動かし、金鱗を従え、銀月を惑わす男、姫。姫の前に現れたのは三つの扉。それぞれの扉に書かれているのはヴェル=セイン、ノート=ルゥム、ウルル=カジュタの名前。姫と、姫を導く三人の少女によってこの未来は生まれる。「未来の剪定者」に選ばれた姫が選ぶ扉は。そしてその行く末は。
魔族の王女、ヴェル=セインの扉を選ぶ姫。日々の努力や訓練、勝負を挑んできたアミア=ルゥムやデイル=グランとの戦いを通し、姫を取り巻く人物は少しずつ増えてゆき、姫の実力も上がっていく。
そこへトリニティに賊が侵入したとの噂が流れる。賊はトリニティに隠してあった、滅界戦争時に使用された兵器である魔剣の束を盗んだのだが、戦争後に処分したと報告していた魔王妃は、その事実を神族、竜族に伝えることはできなかった。さらに剣を持った複数の人物による無差別連続襲撃事件が発生。そのうちの一人は、姫に嫉妬するラーロン=ハデラであった。
魔剣の真実が明らかになったことにより、元々仲の悪かった魔族と神族はトリニティで諍いを始めるようになり、やがて決定的な対立を迎える。
竜族の王女、ウルル=カジュタの扉を選ぶ姫。デイルとの戦いに勝利した翌日から物語は始まる。トリニティに賊が侵入したとの報告を受け、魔界から呼ばれてトリニティに転校してきたのは、魔王妃の片腕であるフォン=テルム。しかし賊による被害は何もなかったため、フォンも賊自身やその目的を探し出すことができない。そんなフォンも姫たちとの交流を通じ、徐々にその心を開いていく。ところがある事件をきっかけに、ウルルは滅界戦争時における過去の行為に対峙することとなる。一方、謎の賊に示唆されたフォンは、過去の傷を払拭すべく、ウルルと敵対することとなる。
神族の王女、ノート=ルゥムの扉を選ぶ姫。デイルとの戦いに勝利した姫の姿を見て、ノートは姫に自分の真実の姿を告白した。そして今の姿のノートを受け容れてくれた姫に、ノートは自らの全てを捧げた。もっともその事実はヴェルの暴走によって学園中に知られることとなり、ひと騒動が起きる。
神界と魔界の古代遺跡で同時に発見された古代兵器。ところが謎の少女・ミヤによって暴走した古代兵器をきっかけとし、神族と魔族が徐々に対立するようになる。そしてトリニティに現れた謎の人族の剣士、ゲン。姫を取り巻く少女たちの運命は、少しずつ破滅へと向かい始めていた。
ヴェル、ウルル、ノートの扉では、それぞれの過去や運命に姫と一緒に立ち向かい、明るい未来を手に入れるものの、それにはかならず犠牲者が存在した。そして姫はいずれの扉も選ばなかったことで、新たに現れた第四の扉へ吸い込まれる。
地下迷宮探索試験を経てヴェルが仲間となった姫に、アミアが勝負を挑む。圧倒的な実力差があるはずなのに、姫は神族しか知らない「真眼」を用いてアミアを破る。勝負を見ていたノートとデイルはアミアと組み、姫、紅、ヴェルとのチーム戦を挑む。互角の勝負と思われた競技場での戦いに、かつての勇者であるゲンとその娘ミヤが現れる。ゲンの攻撃に全く歯が立たない姫達。そこで現れた謎のフードを被った人物・カミシアは、自らの干渉力を用い、3つの扉の記憶と経験をその場にいた6人やウルル、オペラに取り戻させる。記憶を取り戻した姫達は、ゲンとミヤを撤退させることができた。その夜、カミシアは皆に真実を伝える。これは、カミシアとミヤのどちらが生き残るかという運命付けられたゲームであることを。そしてゲンとミヤは、ミヤを生き残らせるために干渉し続けてきたことを。姫達はカミシアが生き残れるよう、ゲンと戦うことを決意する。三つの扉の重い記憶に悩まされながらも。
新年度を迎えたトリニティでは、新たに人族の少女が入学した。その少女の名は白鷺皇女。周囲の反対を押し切り、兄・白鷺姫の後を追いかけてきたのだ。ところが成長した姫は勇者を受け継いでおり、しかも三界の姫を含む複数の女性がいるハーレム状態となっていた。
さらに、いないはずの2人目の金の髪を持つ竜族の少女が入学していた。そして皇女は可能性の世界に引きずられ、謎の甲冑の騎士に襲われる。謎が続く姫たちの前に現れたのは、20年後の未来から来たという第5種族の少女2人。新たなゲームの始まりだった。
人物の階級はいずれも『Tiny Dungeon』時点のものとする。
ゲームジャンルは「未来を選択するAVG」となっており、主人公の前に三つの扉を選択するよう迫られるが、BaWでは「ヴェル=セイン」、BoDでは「ウルル=カジュタ」、BfYでは「ノート=ルゥム」固定となっており、他の扉を選ぶことはできない。BfYの終了後、新しい扉が開かれる。
BaW、BoDでは、途中にある闘いのシーンで選択肢が現れ、誤るとゲームオーバーとなる。BfYとBoSにゲームオーバーは一つもない。BfYでは選択肢によって入手できるCGが変化する。BoSでは最後の選択肢でヴェル、ノート、ウルル、紅を選ぶことができ、それによって最後の戦闘シーンとエンディングが変化する。
ゲーム自体は一本道であるが、BaWではヴェル、ノート、ウルル、紅と関係を、BoDではウルル、ヴェル、紅、オペラ、ノート、フォンと、BfYではノート、ヴェル、ウルル、紅、アミアと、BoSではヴェル、ノート、ウルル、紅、フォン、オペラ、アミア、カミシアと関係を結ぶことができる。
ウィンドウメニューはカーソルを右下に持っていくと現れる。デフォルト設定の場合、「タイトルに戻る」と「ゲーム終了」はそれぞれ「F3」及び「F4」キーでのみしか選択できない。
BaWの予約特典で着いてくる水着パッチはタイトル画面で選択し、始めから進める必要がある。ゲームの途中で変更することはできない。また立ち絵が水着となるのは、BaW本編で水着になるシーンがあるヴェル、ノート、ウルル、紅、アミア、オペラだけである。この特典は、BoD以降では使用できない。
EDは一本道であり、ゲームオーバーとなる選択肢はない。EDではリンセ、ニコ、皇女、ルルウ、ミヤと関係を結ぶことができる。また選択肢により、ヴェル+フォンorノート、ウルルor紅と関係を結ぶことができる。
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