ティエントポータル クラシック音楽 ティエント(西: tiento)は、15世紀中葉にスペインで生まれた音楽のジャンルである。形式上はイングランド、ドイツ、ネーデルラントにおけるファンタジア、イタリアで創始されたリチェルカーレに類似する。語源はスペイン語の動詞tentar(触れる、誘う、試す)に由来し、当初は
モーリス・オアナている。オアナの作品は、合唱曲や3つの弦楽四重奏曲(1963年、1980年、1989年)、十弦ギターのための2つの組曲(《日が昇れば Si le jour paraît... 》、《月時計 Cadran lunaire 》)、六弦ギターのための《ティエント Tiento 》(1957年)などがある。
クリストバル・アルフテルオーケストラ (G.F.ヘンデル オルガン協奏曲Op.7第4番HWV309アダージョの旋律に基づく) 《第一旋法によるティエントと皇帝の戦い Tiento del primer tono y batalla imperial》 (1986) オーケストラ Siete cantos de Espana
フアン・カバニーリェスバルセロナのカタルーニャ図書館(en:Biblioteca de Catalunya)に保管されている。オルガンのための作品(ティエント(en:Tiento)、トッカータ、パッサカリアなど)、最高13部の合唱作品が多数現存している。 HOASM brief biography of Cabanilles
トッカータ対してもその導入部分として即興的な楽曲を演奏することが行われた。これらはRicercareと呼ばれる一方でTastar de Corde(伊)、Tiento(西)などと呼称されることもあった。これらはそれぞれ、「弦に触れる」「感触」の意味で、トッカータ Toccataと同様の意味を持っている。