Tert-ブチルアミン

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Tert-ブチルアミン

tert-ブチルアミン(ターシャリーブチルアミン、: tert-Butylamine)は、tert-ブチル基を持ち、化学式C4H11Nで表される脂肪族アミンの一種。

概要 tert-ブチルアミン -Butylamine, 識別情報 ...
tert-ブチルアミン
tert-Butylamine
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識別情報
CAS登録番号 75-64-9 
PubChem 6385
ChemSpider 6145 
国連/北米番号 UN 2733
RTECS番号 EO3330000
特性
化学式 C4H11N
モル質量 73.14 g/mol
外観 無色の液体[1]
匂い アミン臭[1]
融点

-67℃[2]

沸点

44.5℃[1]

への溶解度 混和
溶解度 アルコールエーテルに溶解[1]
危険性
安全データシート(外部リンク) 大陽日酸
主な危険性 毒性、引火性、腐食性
NFPA 704
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4
3
0
Rフレーズ R11 R25 R34 R20
Sフレーズ S16 S26 S28A S29 S45 S36 S37

S39 S45

引火点 -38℃[2]
発火点 380℃[1]
半数致死量 LD50 78 mg/kg (ラット、経口)[1]
関連する物質
関連物質 n-ブチルアミン
sec-ブチルアミン
イソブチルアミン
ブタン
2-ブタノール
tert-ブチルアルコール
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。
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生成

2,2-ジメチルエチレンイミンまたはtert-ブチルフタルイミドの水素化により製造される[3]。天然に存在することはきわめて稀である。

用途

農薬医薬品染料加硫促進剤などの合成原料や中間体となる[4]

安全性

日本の消防法では第4類危険物第1石油類に分類されるほか、労働安全衛生法船舶安全法などでも規制の対象となる。引火性があり、蒸気と空気の混合により爆発性の気体を生じる。催涙性および眼、皮膚、気道に対する腐食性がある。経口、吸入、経皮により吸収されると中枢神経や造血器官に障害が生じる。水生生物に対する毒性があり、環境中では分解されにくい[1]。アミン臭があり、嗅覚閾値は0.17ppmである[5]

脚注

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