SMBCアビエーション・キャピタル
ウィキペディアから
SMBCアビエーション・キャピタル(SMBC Aviation Capital)は、三井住友銀行グループの航空機リースを行っている企業。以前はロイヤルバンク・オブ・スコットランド・グループ(RBSグループ、現在のナットウエスト・グループ)のRBSアビエーション・キャピタル(RBS Aviation Capital)。アイルランドのダブリンを拠点に東京、ニューヨーク、マイアミ、アムステルダム、トゥールーズ、 シンガポール、北京、上海、香港に支部を有する。
歴史
2007年から始まった世界金融危機の最中、RBSグループ傘下のRBSアビエーションキャピタルは発注済みの25機のボーイング787(額面は約38億ドル[1])をキャンセルした。その後、2010年7月のファーンボロー国際航空ショーにおいて76億ドルで52機のエアバスA320と43機のボーイング737-800を注文した[2]。
RBSグループ再編に際し、非中核事業と位置づけられ、売却する計画が建てられたが2010年4月にこの計画は凍結された[3]。同年、数人の重要なマネージャーたちはRBSアビエーションキャピタルを離れ、同じ航空機リース企業のアボロンに移籍した[4]。
2012年1月17日、RBSはRBSアビエーション・キャピタルを三井住友銀行、三井住友ファイナンス&リース、住友商事の3社が形成するコンソーシアム[5]に73億ドルで売却することで合意し、2012年第3四半期までに売却を完了する予定であると発表した[6]。売却は2012年6月1日に完了し、SMBCアビエーション・キャピタルへ名称を変更した[7][note 1]。
2012年10月15日、以前から三井住友ファイナンス&リースと住友商事が行っていた航空機事業会社3社(SMFL Aircraft Capital Corporation B.V.[note 2]、SMFL・エアクラフト・キャピタル・ジャパン株式会社[note 3]、Sumisho Aircraft Asset Management B.V.[note 4])をSMBCアビエーション・キャピタルに統合する計画であると発表した[8]。 2012年にSMBCグループの一員となった後、SMBCアビエーション・キャピタルは2013年11月29日、全日空(ANA)と同社が保有しているA320-200の3機をリースする契約を結んだと発表した。
機材
2019年現在の保有機材は以下の通りである[9]。
- A319-100:6機
- A320-200:129機
- A321-200:22機
- A320neo:193機
- A321neo:34機
- A350-900:8機
- B737-800:172機
- B737 MAX 8:117機
- B737 MAX 9:6機
- B787-8:15機
- B787-9:9機
ほか20機、総計731機
脚注
外部リンク
Wikiwand - on
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.