星 (クルアーン)
クルアーンの第53章 ウィキペディアから
内容

冒頭の「沈みゆく星にかけて(誓う)」から、この題名が採られている[1]。
啓示の正しさ、アッラーフの万有などについて述べられる。
ガラーニークの逸話
19節から20節にかけ「あなたがたは、アッラートとウッザーを(何であると)考えるか。それから第三番目のマナートを」とイスラーム以前の多神教の神々について言及される。『悪魔による啓示』としても知られる『ガラーニークの逸話』では、シャイターン(悪魔)のまやかしによりこれに続けて「それらは偉大な白鳥(グルヌーク[3])のようだ。彼女たちの執り成しが期待される」の文言があったとされる。伝承では、これを聞いた多神教を信じる人々は喜んだが、その夜ジブリールがムハンマドの元に現れ、それは神による啓示ではないと伝えた。これを聞いたムハンマドは悲しみ、その部分を取り除いたとされる[4][5]。アンカラ大学のイブラーヒム・サルチャムは、タバリーやイブン・サアドなどの歴史家が残したとされるこの伝承と『悪魔の詩』を取り上げ、伝承がイスラーム批判に用いられる場合があると述べた[6]。
脚注・出典
参考文献
外部リンク
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