PulseAudio
ウィキペディアから
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PulseAudio(以前はPolypAudioと呼ばれていた)は、クロスプラットフォームでネットワークに対応したサウンドサーバのプロジェクトであり、 Enlightened Sound Daemon(ESD) の置き換えを指向している。
PulseAudioはWindowsとPOSIX互換のシステム(Linuxなど)で動作する。 ライセンスについては、ライブラリの一部はLGPL、サーバそのものはGPLとなっている。
PulseAudioはバックグラウンドで動作するサウンドサーバであり、 一つまたは複数の音声入力(プロセスや録音デバイスなど)からデータを受け取って一つまたは複数の音声出力(サウンドカードやネットワーク上のPulseAudioサーバ、他プロセスなど)に送る。
PulseAudioの目標の一つは、旧来のOSSを利用したアプリケーションなどのようにハードウェアに直接アクセスする代わりに、すべての音声ストリームをPulseAudio経由で扱うようにすることである。 そのために、aRtsやESDなど他のオーディオシステムの利用するアプリケーションに対してアダプターを提供する。
Linux環境では通常、PulseAudioが提供している仮想デバイスをALSAが使うように設定する。 こうすることで、ALSAを利用するアプリケーションはPulseAudioにデータを送るようになり、PulseAudioからはALSAを利用してサウンドカードにデータが送られる。 また、 PulseAudioに直接対応しようとするアプリケーションに対しては、 ESDアプリケーション向けの旧来のインターフェイスだけでなく、ESDを置き換える位置づけのネイティブなインターフェイスも提供する。
OSSアプリケーションに対しては、padsp ユーティリティを提供する。 これにより /dev/dsp などのデバイスを置き換えた場合、アプリケーション側からは排他的にサウンドカードをコントロールしているように見えるが、実際の出力はPulseAudio経由で行われる。
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