卵祖細胞卵祖細胞(らんそさいぼう、oogonium )とは、卵母細胞や卵子形成の出発点となる幹細胞。ヒトにおいては、胎児期の初期において、将来卵巣となる細胞群二次性索の分化によって形成される。核小体が明瞭な卵形の大きな核とエオジン(eosin)に淡く染まる細胞質を有する。 卵祖細胞は体細胞と同じ倍数体の細胞である。
エキビョウキンる。まれに、被のう化した遊走子内での遊走子の再形成がみられる。 有性器官は、蔵精器(ぞうせいき、antheridium)と蔵卵器(ぞうらんき、oogonium )からなる。蔵卵器の内部には1個の卵胞子(らんほうし、oospore)を形成する。雄性の蔵精器と雌性の蔵卵器とが直接に接合することにより、有性
コレオケーテ藻綱(antheridium pl. antheridia) を形成し、その中で無色 (葉緑体は退化して白色体化) の精子を1個形成する (右図)。生卵器 (oogonium pl. oogonia) は突出部 (受精毛) をもつ卵を1個形成する (右図)。精子が受精毛に付着して受精し、卵は接合子 (受精卵)
褐藻plurispore, 複子嚢胞子, plurispore)とよばれることがある。 配偶子が卵と精子に分化している場合、卵を形成する構造は生卵器(oogonium )、精子を形成する構造は造精器(antheridium)とよばれる(上図2f–h)。このような生卵器や造精器は複子嚢の変形と考えられている。
緑藻が、緑藻においては単一の細胞が配偶子囊になり、配偶子は母細胞の細胞壁のみに囲まれている。卵生殖を行う緑藻では、卵を形成する配偶子囊は生卵器 (oogonium , pl. oogonia)、精子を形成する配偶子囊は造精器 (antheridium, pl. antheridia) とよばれる。例外的に、シャジクモ類の配偶子囊