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おおいぬ座の相互作用銀河 ウィキペディアから
NGC 2207とIC 2163(NGC 2207 and IC 2163)は、2つの渦巻銀河からなる相互作用銀河である。おおいぬ座の方角に地球から約1億2000万光年離れた位置にある。どちらの銀河も1835年にジョン・ハーシェルによって発見された。それまで、NGC 2207で3つの超新星(SN 1975A、SN 1999ec、SN 2003H)が発見されていた。NGC 2207は、IC 2163の潮汐作用による分裂の渦中にある。
NGC 2207(上の数値) IC 2163(下の数値) | ||
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ハッブル宇宙望遠鏡によるNGC 2207とIC 2163の画像 Credit: HST/NASA/ESA | ||
星座 | おおいぬ座 | |
見かけの等級 (mv) | 11.3[1] 11.6[2] | |
視直径 | 4.3' × 2.8'[1] 3.0' × 1.2'[2] | |
分類 | SAB(rs)bc pec[1] SB(rs)c pec[2] | |
位置 元期:J2000.0 | ||
赤経 (RA, α) | 06h 16m 22.030s[1] 06h 16m 27.980s[2] | |
赤緯 (Dec, δ) | −21° 22′ 21.60″[1] −21° 22′ 33.10″[2] | |
赤方偏移 | 0.009143[1] 0.009223[2] | |
視線速度 (Rv) | 2741 ± 15 km/s[1] 2765 ± 20 km/s[2] | |
距離 | 1億2200万光年(37.5Mpc) 1億2300万光年(37.9Mpc)[注釈 1] | |
他のカタログでの名称 | ||
UGCA 124, PGC 18749[1] UGCA 125, PGC 18751[2] |
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■Template (■ノート ■解説) ■Project |
1999年11月、ハッブル宇宙望遠鏡がこれらの銀河を観測した。
2006年4月、スピッツァー宇宙望遠鏡がこれらの銀河を観測した(以下の写真)。
NGC 2207は、IC 2163との衝突、合体の渦中にある。しかし、触角銀河やマウス銀河のようにはならず、2つの銀河はまだ分離して観測される。これらはまだ、衝突、合体の最初の段階にある。2つの銀河は今後すぐに衝突し、恐らくマウス銀河に似た形態になる。今後約10億年以内に、両銀河は合体し、1つの楕円銀河になると考えられている。
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