ノキシノブノキシノブ(軒忍、学名:Lepisorus thunbergianus)は、ウラボシ科ノキシノブ属に属するシダの一種。また、ノキシノブ属の総称としても使われる。 和名は、軒下などにも生え、シノブのように着生することから。 茎は短くて横に這い、表面には一面に鱗片があり、多数の細かい根を出して樹皮などに着生する(着生植物)。
毛状突起通常は基部で付着するものが多いが、ウラボシ科やシノブ科では楯状につくものもある。ナガオノキシノブ Lepisorus angustus の根茎やノキシノブ Lepisorus thunbergianus の胞子嚢群の鱗片は盾状鱗片 (楯状鱗片、peltate scale)である。
シダ類Salviniaceae シダ類以外のシダ植物の利用に関しては各項を参照。 万葉集の中に読まれたシダ類は次の2首のみである。 ノキシノブ Lepisorus thunbergianusはしだくさ(子太草)と呼ばれた。 わが屋戸の 軒のしだ草 生ひたれど 戀忘草 見れど生ひなく —柿本人麿歌集、万葉集 11 (2475)
羽葉呼ぶ。ほとんどの被子植物や裸子植物、小葉植物やコケ植物の葉は何れもワラビ巻きにならないが、単葉の大葉シダ植物であるノキシノブ Lepisorus thunbergianus やアツイタ Elaphoglossum yoshinagae でもワラビ巻きを形成する。ゼンマイでは、ワラビ巻きが完成するの
カール・ツンベルクノキシノブ(ウラボシ科) Lepisorus thunbergianus クロマツ(マツ科) Pinus thunbergii Parl. ミヤギノハギ(マメ科) Lespedeza thunbergii タブノキ(クスノキ科)Machilus thunbergii Sieb. et Zucc.(1846)