高松市美術館

香川県高松市に所在する日本の美術館 ウィキペディアから

高松市美術館map

高松市美術館(たかまつしびじゅつかん)は、香川県高松市にある市立の美術館。アーケード街(高松中央商店街)に隣接しJR高松駅琴電瓦町駅からも徒歩圏内に位置する都市型の施設である。

概要 高松市美術館Takamatsu Art Museum, 施設情報 ...
高松市美術館
Takamatsu Art Museum[注釈 1]
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高松市美術館
高松市美術館の位置
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高松市美術館
高松市美術館 (高松市)
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高松市美術館
高松市美術館 (香川県)
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高松市美術館
高松市美術館 (日本)
施設情報
前身 高松市立美術館
専門分野 美術
管理運営 高松市
延床面積 15,799m2
開館 1988年
所在地 760-0027
香川県高松市紺屋町10番地4
位置 北緯34度20分38.7秒 東経134度2分57秒
プロジェクト:GLAM
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1988年昭和63年)8月に開設[1]。2015年1月から2016年3月25日まで改修工事のため長期休館し、同年3月26日にリニューアルオープンした。

概要

  • 運営主体 - 高松市
  • 設置目的 - 芸術に関する市民の知識および教養の向上と市民文化の発展に寄与するため
  • 開館時間
    • 平日 9:30~19:00
    • 土曜日・日曜日・祝日 9:30~17:00(但し、入館は閉館の30分前まで)
  • 休館日
    • 原則として月曜日
    • 年末年始
  • 所在地 - 香川県高松市紺屋町10番地4

アクセス

  • 高松中央商店街(丸亀町商店街)宮脇書店丸亀町本店および中国銀行高松支店の横の十字路(美術館通り)を西進してすぐ。
    • ことでん瓦町駅徒歩15分程度。高松中央商店街を常磐街商店街・南新町商店街・丸亀町商店街と抜けて上記交差点にて左折する。
    • ことでん片原町駅徒歩15分程度。高松中央商店街を片原町商店街・丸亀町商店街と抜けて上記交差点にて右折する。

建築

  • 設計 - 佐藤総合計画
  • 竣工 - 1988年
  • 敷地面積 - 3,203m²
  • 延床面積 - 15,799m²
  • 構造 - SRC造、RC造
  • 規模 - 地上5階、地下2階
  • 用途 - 美術館
  • 受賞 - BCS賞

コレクションの概要

高松市美術館のコレクションは、美術館設立準備の過程において検討・制定された三つの方針、「戦後日本現代美術」、「20世紀以降の世界美術」、「香川美術」に沿って収集が行われ、現在も継続されている。

戦後日本現代美術
第二次世界大戦後の日本の美術の代表的な作家が網羅されており、実験工房具体美術協会ネオ・ダダイズム・オルガナイザーズハイレッド・センターといったグループに関する作品はその重要な核となっている。特に田中敦子の「電気服」は著名な作品である。その他、大竹伸朗奈良美智村上隆中原浩大から菅木志雄小林孝亘曽谷朝絵伊藤存鬼頭健吾名和晃平諫山元貴など、1990年代から2000年代の作家の作品も継続的に購入し続けている。また、陶彫戦後日本現代美術を示す上で特徴あるコレクションであり、イサム・ノグチ八木一夫林康夫柳原睦夫鯉江良二秋山陽田嶋悦子重松あゆみ戸田守宣亀井洋一郎など、戦後前衛陶芸を開拓した作家の作品から現代の陶芸表現まで幅広く展観できる内容になっている。
20世紀以降の世界美術
海外作品のコレクションは20世紀以降をその対象としており、主に版画など複数制作の作品を中心に収集されている。パブロ・ピカソアンリ・マチスワシリー・カンディンスキーマックス・エルンストアルベルト・ジャコメッティといった巨匠の作品から、アンディ・ウォーホルロイ・リキテンシュタインなどポップアートの作家の作品、現代美術において大きな影響を与えたマルセル・デュシャンの作品など、そのコレクション内容は質、量ともに特筆すべきものとなっている。
香川美術
香川漆器(讃岐漆芸)や彫金金工など香川工芸作品に重点を置いており、重要無形文化財保持者に認定された音丸耕堂磯井如真太田儔漆芸作品や、北原千鹿金工作品などはコレクションの重要な一部である。

脚注

関連項目

外部リンク

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