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飛騨索道(ひださくどう)とは、現在の岐阜県中津川市と下呂市を結んでいた索道である。飛騨索道運輸株式会社が運営していた。
元々は益田郡下呂村三原(現下呂市三原)に発電所を建設する際、建設資材運搬用に建設された索道であったが、住民からの要望により、生活物質の運搬を行なっていた。貨物用索道のため、旅客運搬は行なわれていなかったという。
益田郡下呂村三原(現下呂市)の飛騨川(益田川)に発電所が計画されるが、大正時代中期、高山本線は飛騨金山駅までしか開通しておらず、中央本線は開通しているが、北恵那鉄道線、坂川鉄道といった鉄道網もまだなかった。牛馬での運搬しかなく、山岳地帯のため、建設資材運搬は困難とされた。そこで、当時の岐阜県経済界の重鎮武藤嘉門(後の岐阜県知事、衆議院議員)の発起で、中央本線坂下駅と益田郡三原を結ぶ、全長約40kmの索道が計画された。
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