須賀神社 (小山市)
栃木県小山市にある神社 ウィキペディアから
栃木県小山市にある神社 ウィキペディアから
この神社は社伝によれば、940年(天慶3年)藤原秀郷が現在の小山市中久喜に創建したのに始まるとされ、現在地に移ったのは平治年間(1159年 – 1160年)とされる。中世には小山氏の崇敬が篤く、小山城の守護神とされた。元は小山城内にあったとされるが、江戸時代初期、小山藩藩主となった本田正純によって現在地に移転されたという。
小山城の別名である祇園城の名はこの神社(祇園社)に由来している。小山市全域、野木町、国分寺地区、下石橋、小田林地区などを含む、小山六十六郷の総鎮守であった。1605年には小山城主本多正純より計50石を寄進され、のちに15石の朱印地を認められた。[1]
参道は旧日光街道に面した通りから始まっているが、現在は道路によって分断されている。境内には小山氏やその祖である藤原秀郷の顕彰碑がある。また、天狗党に属した昌木春雄はこの神社の神職の次男であり、彼の顕彰碑も立てられている。社殿の南側には七ツ石がある。この七ツ石は本来祇園城にあった石であるとのことで、小山の伝説に登場するもの。また、参道脇にある石鳥居は1653年に造立されたもので小山市では最も古いものであり、県内でも二番目に古い鳥居である。
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