アネクメーネ

人類の永久的居住や経済活動が不可能な地域 ウィキペディアから

アネクメーネ

アネクメーネ: Anökumene)は、人類の永久的居住や経済活動が不可能であるか、または現に行われていない地域。アネクメネノンエクメーネ: nonecumene[1])ともいう。人類が居住可能である地域を指すエクメーネに対立する概念である[2]

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  黒: アネクメーネAnökumene
  緑: ズブエクメーネSubökumene

概要

エクメーネとの境界は食糧生産限界とほぼ一致する[3]が、地下資源その他人類にとって有用なものが発見されるとアネクメーネにも入植が行われることがある[4]。人間が住むことは可能だが農業には適さない地域をズブエクメーネSubökumene)と呼ぶ。

現在、アネクメーネに分類されるのは主として次の地域である[5][6]

南極大陸グリーンランド内陸
低温に対するヒトの生物学的限界(直接的影響)および低温により食糧が生産できないこと(間接的影響)によりアネクメーネである。
砂漠中央アジアアラビア半島アフリカの一部地域・オーストラリア内陸)
乾燥(直接的影響および間接的影響)によりアネクメーネである。
雪線以上の高山
日照不足や気圧が低いことによりアネクメーネである。
熱帯の一部地域
高温多湿(直接的影響)によりアネクメーネである。

出典

参考文献

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