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野菜や果物を販売する店 ウィキペディアから
八百屋(やおや)は、野菜や果物を主に販売する店[1]の日本での呼称。「青果店」(せいかてん)とも呼ばれる。
「八百」は「たくさん」という意味で、数多くの物を扱うところからきている。[2]最初のうちは「八百物屋(やおものや)」、あるいは「八百屋店(やおやだな・やおやみせ)」と呼ばれていたが、後に八百屋にと呼ばれるようになった。また、江戸時代には「青果物」を扱う店ということで「青屋(あおや)」と言ったが、時代につれ発音がなまって「やおや」になったという説もある。
一般的には各市場で仕入れた野菜類を末端の消費者に販売する商売である。野菜類を材料にした自家製の漬物や惣菜などを扱う店もある。
近年では大規模な青果物売り場を備えるスーパーや、一部の野菜・果物を扱うコンビニに押され気味である。閉店に追い込まれる店、あるいはコンビニ等に改装する店が増え、その数は昭和時代と比べるとかなり減少している。八百屋が加盟する東京都青果物商業協同組合の組合員数を見ると、2000年の約3850人から2018年は約1620人へと減少している。同組合は、買い物客に野菜を勧めるための知識などを教える「八百屋塾」を2000年から開講している[3]。
店の名前には「八百」をつけることが多く、今でも店に八百がついている店は古くからの八百屋か、元・八百屋の場合が多い。
また、商業写真や舞台セットで物品を斜めに配置することを「八百屋にする」という表現が使われることがある。
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