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パーリ仏典経蔵長部の第12経 ウィキペディアから
『ローヒッチャ経』[1](ローヒッチャきょう、巴: Lohicca-sutta、ローヒッチャ・スッタ)とは、パーリ仏典経蔵長部の第12経。漢訳で『露遮経』[2](ろしゃきょう)とも表現する。
類似の伝統漢訳経典として、『長阿含経』(大正蔵1)の第29経「露遮経」がある。
経名は、経中に登場するバラモンであるローヒッチャ(露遮)に因む。
ある時、釈迦は500人の比丘と共にコーサラ国のサーラヴァティカ村に滞在していた。
そこのパラモンであるローヒッチャは、十の称号(十号)と共に釈迦の評判を聞き、彼を訪ねてみることにした。
ローヒッチャは、真理を悟り語るという釈迦に、なぜ自分を縛っていたものについてわざわざ語るのか問うと、釈迦は自らが獲得したものを分け与えるのが当然であることを説く。更に釈迦は非難される師弟の関係として、
の3つを挙げ、そうでない
はどうすれば可能か、その実践として、十善戒、六根清浄、正念正智、三衣一鉢による満足、五蓋の除去(五禅支の生成)、四禅、六神通について述べる。
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