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霞石
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霞石(かすみいし、nepheline、ネフェリン)は、鉱物(ケイ酸塩鉱物)の一種。準長石に属する。塩酸などの強酸に入れると白濁することから、ギリシャ語の νεφέλη(「雲」)にちなみ命名された(日本語の語源も霞からである)。
化学組成は (Na,K)AlSiO4とされていたが、カリウムが必須であることが判明し、2018年にNa3K(Al4Si4O16)に変更された。六方晶系だが、結晶は極めてまれに小さなものが産出する。
霞石閃長岩、響岩などに産し、石英などのSiO2 鉱物とは共生しない。そのため、珪酸に富んだ地質である日本列島にはほとんど産出しないが、島根県浜田市の黄長石霞石玄武岩は、日本で産出する事実上唯一の霞石であり、同市の露頭は天然記念物に指定されている。日本周辺では朝鮮半島などで産出する。
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関連項目
参考文献
- 黒田吉益・諏訪兼位 『偏光顕微鏡と岩石鉱物 第2版』 共立出版、1983年、ISBN 4-320-04578-5。
- 国立天文台編 『理科年表 平成19年』 丸善、2006年、ISBN 4-621-07763-5。
外部リンク
- Nepheline(mindat.org)
- Nepheline Mineral Data(webmineral.com)
- 霞石(かすみ石)(iStone)
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