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関西1デイパス

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関西1デイパス(かんさいワンデイパス)は、西日本旅客鉄道(JR西日本)の京阪神地区を中心とするエリア(アーバンネットワーク)の普通列車一日乗り放題になる特別企画乗車券(トクトクきっぷ)である。なお、 2022年冬の分の発売終了直後の2023年2月28日時点では2023年春以降についての発売および終了を含めて発表はない状態である。

本項では、北陸地方の旅客向けに発売されている『関西往復フリーきっぷ』(かんさいおうふくフリーきっぷ)や、過去に発売されていた関連する特別企画乗車券類についても記述する。

概要

要約
視点

正式には『春の関西1デイパス』のように、季節の名前を冠している。春夏秋冬の各季節ごとに区別されるが、名称と発売期間・利用(有効)期間が異なるだけで、ほぼ通年にわたって発売されている。関西自由周遊区間内・和歌山・福知山地区の一部の駅のみどりの券売機(2012年夏以降)・みどりの券売機プラスや、e5489で購入が可能。長らく当日の購入・利用が可能であったが、2018年春発売分からは利用日前日までの発売となり、同時にみどりの窓口での発売が終了となった[1]

JR西日本のアーバンネットワークエリア内で運行される普通列車(快速新快速を含む)の普通車自由席が一日乗り放題[注 1]となるほか、特急券を別途購入すれば特急列車[注 2]も利用できる(新幹線は利用不可)。

また、京阪南海近鉄(近鉄は2012年夏以降)の大手私鉄3グループとも連携しており、指定された私鉄の駅の窓口などで付属の「チケット引換券」を使用することで、いずれか1グループの鉄道やバスなども全線乗り放題、または指定された区間の往復乗車が可能である(引換券は当パスの利用日に限り有効)。また、2010年以降は秋のみ近江鉄道の鉄道路線(バス路線は除く)、2012年夏以降は大阪水上バス(通年)、2015年以降は冬のみ江若交通バス(指定区間のみ)[2]2021年春からは神戸電鉄および神戸市交通局(いずれも指定区間のみ)も対象に加わった。さらに、2016年春からはJR西日本の主要駅で営業しているレンタサイクル「駅リンくん」もチケット(および各種身分証明書)の呈示により1回利用できるようになった。このほか、沿線のいくつかの施設で当パスを呈示すると、入場料などの割引や粗品の贈呈といった優待が受けられる(内容は季節によって異なる)。

本乗車券は、2003年5月1日に発売された『京阪神おでかけパス』を端緒とする。2006年1月7日以降利用分からは『関西おでかけパス』に改称され、2008年6月26日まで発売された。その後、同年夏・冬向けの『関西夏休みパス』・『関西冬休みパス』を経て、2009年夏より現在の『関西1デイパス』となった(ただし、初回のみ『関西1デイ納涼パス』の名称で発売された)。『京阪神おでかけパス』(2003年7月19日以降)・『関西おでかけパス』時代は土曜・休日ダイヤの適用日のみ利用できたほか、『関西夏休みパス』・『関西冬休みパス』では新幹線だけではなく特急・急行にも乗車できなかった(その代わりに、従来利用できなかった平日にも利用可能となった)。

なお、JR西日本岡山支社管内の各駅でも岡山福山周辺の駅相互間が一日乗り放題となる特別企画乗車券『吉備之国くまなくおでかけパス』(旧:岡山・尾道おでかけパス)を発売していた(利用前日までの購入が必要、2020年3月末をもって発売終了)。同券の利用エリアは山陽本線三石駅および赤穂線寒河駅が東端となるため、『関西1デイパス』と併用して乗り越す場合は三石駅 - 上郡駅または寒河駅 - 播州赤穂駅[注 3]の運賃(乗車券)が別途必要だった。

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自由周遊区間

旅客向けの愛称が設定されている路線は、正式名称ではなく愛称で記述している。

2008年8月の『関西夏休みパス』・2008年12月の『関西冬休みパス』・2009年8月の『関西1デイ納涼パス』の3度にわたり対象区間が追加され、現在の内容に至っている。ただし、関西往復フリーきっぷ(かつての関西フリーきっぷも含む)は2017年現在もこれらの対象区間追加前の設定のままである[注 4]。「※」を付した路線は同きっぷでは全線で乗り放題の対象外となる。また一部が対象外となる路線は「△」を付し、脚注に詳述した。

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チケット引換券

要約
視点

指定された私鉄各社とJR西日本との乗換駅で、いずれか1つのチケットに引き換えることができる。引換場所は主に私鉄各社の各駅の窓口など。チケットの内容は季節ごとに変更される。

京阪グループ

さらに見る 名称, 引換場所 ...

南海グループ

いずれのチケットでも、別途特急券・座席指定券を購入することで特急列車に乗車可能。

さらに見る 名称, 引換場所 ...

近鉄グループ

特急列車には別途特急券を購入すれば乗車可能。特急券が付属するチケットもある。

さらに見る 名称, 引換場所 ...

神戸市交通局・神戸電鉄

  • 「有馬温泉チケット」(引換場所 - 神戸市営地下鉄・三宮駅)
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発売・利用期間と料金

要約
視点

2022年春現在の発売価格は、大人・3600円、子ども・1800円である(ただし、2019年秋から2020年夏にかけては大人・3670円、子ども・1830円であった)。概要で述べたように、2018年春以降は利用日の前日までの発売となった。

2008年夏に『関西夏休みパス』として発売された当初の料金は、大人2900円・子ども1500円であった。ただし、2009年夏の『関西1デイ納涼パス』と2012年夏から2014年春までの発売価格は大人・3500円、子ども・1750円となっていた。

なお、『関西1デイパス』の前身となる『関西おでかけパス』・『関西夏休みパス』・『関西冬休みパス』の発売価格は、大人・2000円、子ども・1000円であった。利用日の1ヶ月前から3日前(『京阪神おでかけパス』時代は7日前)までの発売であった。

さらに見る 年号, 季節 ...
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関西往復フリーきっぷ

北陸地方の主要駅から京阪神地区へ向かう旅客向けに発売される。『関西1デイパス』とほぼ同一の自由周遊区間内を運行する普通列車普通車自由席が、利用開始日より4日間乗り放題となる(各線の郊外側で一部対象外となる区間がある)。

発売・利用期間と料金(関西往復フリーきっぷ)

利用日の1か月前から当日まで購入可能。料金は発駅によって異なる。

自由周遊区間内までの往復には、特急・サンダーバードの普通車指定席や北陸新幹線はくたかつるぎの普通車自由席、あいの風とやま鉄道線IRいしかわ鉄道線の発駅と対応する区間が利用可能である(花嫁のれんは乗車不可)。

2008年9月27日(使用期間は同年9月30日)までは、山陽地方和歌山県南部の主要駅発着の設定もあった。山陽地方からは発駅から西明石駅又は新大阪駅までの山陽新幹線普通車指定席の往復利用が、和歌山県南部からは発駅から自由周遊区間までのくろしお等の特急列車の普通車自由席の往復利用が可能であった。

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関西フリーきっぷ

JR東日本のエリアに属する新潟県内の主要駅から、京阪神方面へ向かう旅客向けに発売された。2009年3月27日まで(直江津駅発は3月28日まで)発売され、使用期間は3月31日まで。同年4月1日以降は発売中止となっている。

内容は『関西往復フリーきっぷ』とほぼ同様だが、以下の違いがあった。

脚注

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関連項目

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