鍛治 靖子(かじ やすこ、1956年12月16日[1][2] - )は、日本の翻訳家。別名義は梶元 靖子[1](かじもと やすこ)。
日本推理作家協会会員。
東京女子大学文理学部卒業。小隅黎に師事して翻訳家に。
SF翻訳家としてデビューした後、ファンタジー作品の翻訳を多く手がける[3]。主な訳書にはロビン・ホブの『騎士の息子』『帝王の陰謀』『真実の帰還』『黄金の狩人』、コリン・ウィルソンの『サイキック』、L・M・ビジョルドの『スピリット・リング』『チャリオットの影』『影の棲む城』、アンドレ・ノートンの『ゼロ・ストーン』『未踏星域を超えて』などがある[4]。
2021年から2022年にかけて、創元SF文庫から刊行されたファウンデーション・シリーズの三部作の新訳版が、2023年に星雲賞海外長編部門を受賞した。
梶元靖子 名義
- 『ゼロ・ストーン』(アンドレ・ノートン、小隅黎共訳、早川書房) 1986
- 『未踏星域をこえて ゼロ・ストーン2』(アンドレ・ノートン、小隅黎共訳、早川書房) 1987
- 『サイキック』(コリン・ウィルソン、三笠書房) 1989
- 『コリン・ウィルソンの「来世体験」』(コリン・ウィルソン、三笠書房) 1991
- 『遙かなる賭け』(メリサ・スコット、東京創元社) 1991
- 『天の十二分の五』(メリサ・スコット、東京創元社) 1992
- 『孤独なる静寂』(メリサ・スコット、東京創元社) 1992
- 『地球航路』(メリサ・スコット、東京創元社) 1992
- 『スターバースト』ジェフリー・A・カーヴァー、早川書房) 1993
- 『スターストリーム』(ジェフリー・A・カーヴァー、早川書房) 1993
- 『炎の天使』(ナンシー・スプリンガー、早川書房) 1997
- 『リングワールドの子供たち』(ラリイ・ニーヴン、小隅黎共訳、早川書房) 2006
ドラキュラ・シリーズ
- 『ドラキュラ紀元』(キム・ニューマン、東京創元社) 1995
- 『ドラキュラ戦記』(キム・ニューマン、東京創元社) 1998
- 『ドラキュラ崩御』(キム・ニューマン、東京創元社) 2002
鍛冶靖子 名義
- 『スピリット・リング』(ロイス・マクマスター・ビジョルド、東京創元社) 2001
- 『20億の針』(ハル・クレメント、東京創元社) 2016
- 『無限の書』(G・ウィロー・ウィルソン、東京創元社) 2017
- 『吟遊詩人の魔法』上・下(イラナ・C・マイヤー、東京創元社) 2017
- 『ダークネット・ダイヴ』(サチ・ロイド、東京創元社) 2018
- 『精霊を統べる者』(P・ジェリ・クラーク、東京創元社)2024
「ファーシーアの一族」シリーズ
- 『ファーシーアの一族 騎士(シヴァルリ)の息子』上・下(ロビン・ホブ、東京創元社) 2004
- 『ファーシーアの一族 帝王(リーガル)の陰謀』上・下(ロビン・ホブ、東京創元社) 2005
- 『ファーシーアの一族 真実(ヴェリティ)の帰還』上・下(ロビン・ホブ、東京創元社) 2006
- 『五神教 チャリオンの影』上・下(ロイス・マクマスター・ビジョルド、東京創元社) 2007
- 『五神教 影の棲む城』上・下(ロイス・マクマスター・ビジョルド、東京創元社) 2008
- 『五神教 影の王国』上・下(ロイス・マクマスター・ビジョルド、東京創元社) 2012
- 『五神教 魔術師ペンリック』(ロイス・マクマスター・ビジョルド、東京創元社) 2018
- 『五神教 魔術師ペンリックの使命』(ロイス・マクマスター・ビジョルド、東京創元社) 2021
「道化の使命」シリーズ
- 『道化の使命 黄金の狩人』全三巻(ロビン・ホブ、東京創元社) 2010
- 『道化の使命 仮面の貴族』全三巻(ロビン・ホブ、東京創元社) 2012
- 『道化の使命 白の預言者』全四巻(ロビン・ホブ、東京創元社) 2015
ドラキュラ・シリーズ
- 『ドラキュラ紀元一八八八』(キム・ニューマン、アトリエサード、ナイトランド叢書) 2018
- 『鮮血の撃墜王 ドラキュラ紀元一九一八』(キム・ニューマン、アトリエサード、ナイトランド叢書) 2018
- 『ドラキュラのチャチャチャ ドラキュラ紀元一九五九』(キム・ニューマン、アトリエサード、ナイトランド叢書) 2021
- 『われはドラキュラ ジョニー・アルガード ドラキュラ紀元』(キム・ニューマン、アトリエサード、ナイトランド叢書) 2021
「銀河帝国の興亡」シリーズ
- 『銀河帝国の興亡 1 風雲編』(アイザック・アシモフ、東京創元社) 2021
- 『銀河帝国の興亡 2 怒涛編』(アイザック・アシモフ、東京創元社) 2021
- 『銀河帝国の興亡 3 回天編』(アイザック・アシモフ、東京創元社) 2022