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金剛郡(クムガンぐん)は朝鮮民主主義人民共和国江原道に属する郡。金剛山の西側にあたり、内金剛(ネクムガン、うちこんごう)と呼ばれる一帯である。
北朝鮮統治下の江原道東南部、金剛山の山塊の西側に位置する。郡の多くは太白山脈の山岳地帯であり、耕地は少ない。金剛山に源を発する金剛川・東金剛川・瑞和川が郡内を流れている。
1邑・26里を管轄する。
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1952年12月、北朝鮮の行政区画再編によって新設された郡。1945年8月15日時点では江原道淮陽郡に属した。現在の郡人民委員会(役場)の所在地(金剛邑)は、かつて末輝里と呼ばれた。
古くから景勝地金剛山の入口として知られており、長安寺などの仏教寺院が点在していた。しかし、峻険な地形のため外部から訪れるための交通は困難であり、植民地期の観光開発の中でも海側の外金剛(高城郡)に遅れをとった。1920年代に鉄原から工事が開始された金剛山電気鉄道は、1930年には金剛口(末輝里)、1931年には内金剛まで開通し、観光地化が進んだ。しかし、第二次世界大戦中の1944年には京城電気金剛山電鉄線(旧金剛山電気鉄道)は不要不急路線として休止される。
日本の敗戦後は北朝鮮の領域となり、朝鮮戦争中には38度線に程近い金剛山周辺のこの地域は激戦地となった。戦争が膠着段階に入った1952年12月、内金剛面の全域、泗東面・安豊面の大部分、麟蹄郡・楊口郡の一部(北朝鮮支配地域)をあわせて金剛郡が編成された(1邑26里)。
この節の出典[1]
外金剛(金剛山観光地区)と異なり、国外観光客の集団受け入れは行われていない。ただし、試験的に韓国人観光客への公開が行われたことがあり、今後の開放も検討されている。2004年には日本人も訪れたことがある。[2]
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