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福岡県八女市と大分県日田市の境界にある山 ウィキペディアから
釈迦岳(しゃかだけ)は、大分県日田市と福岡県八女市との境界にある標高1,230mの山である。福岡県の最高峰であり[1]、九州百名山のひとつに数えられている。釈迦ヶ岳、釈迦ガ岳とも表記される。
釈迦岳にはおよそ120mの距離を隔てて東西に2つの峰があり、最高点は大分県にある東峰の普賢岳である。もう一方の峰の本釈迦は県境にあり、標高1,229.5 mで福岡県の最高峰である。
普賢岳(東峰 1,231 m)は極めて眺望に恵まれた山頂で、久住・祖母・阿蘇・有明海・雲仙岳・多良岳・天山・背振・三郡・古処・由布岳などの山地・山塊を360度見渡すことができる。
普賢岳山頂にはレーダー雨量計を備えた気象観測所が置かれていて、国土交通省九州地方整備局管内を観測する3つのレーダーサイト局のひとつとして、九州北部を網羅している[2]。
釈迦岳を源流とする梅木川は筑後川水系にあり、大山川の支流のひとつである。また西北側(福岡県側)は、矢部川(水系)の源流部の一つとなっている。
大分県日田市津江地方では、釈迦岳と渡神山、御前岳とを合わせて津江三山と呼んでいる。また、周囲の山も含めて総称して釈迦連峰と呼ぶこともある。
本釈迦への登山道として、御前岳から縦走するルートや、八女市矢部村と日田市前津江町を結ぶ釈迦岳林道の県境にある矢部越から南斜面を直登するルート、日田市前津江の椿ヶ鼻ハイランドパーク付近から尾根伝いに登るルートが知られている。普賢岳へは本釈迦から渡る登山道がある。
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