鄭地(チョン・ジ、日本語読み:てい ち、朝鮮語정지ラテン文字Jeong Ji, SS-073)は、大韓民国海軍潜水艦孫元一級潜水艦の2番艦。艦名は高麗末期の武将鄭地に由来する。

概要 鄭地, 基本情報 ...
鄭地
基本情報
建造所 現代重工業蔚山造船所
運用者  大韓民国海軍
艦種 AIP通常動力型潜水艦
級名 孫元一級潜水艦(214型潜水艦)
艦歴
起工 2004年
進水 2007年6月13日
就役 2008年12月2日
要目
排水量 水上 1,700t
水中 1,860t
全長 65.0m
最大幅 6.3m
吃水 6m
機関 ディーゼル・エレクトリック方式および非大気依存推進方式、1軸推進
MTU 16V 396ディーゼルエンジン × 1基(3.12MW
HDW PEM燃料電池 × 9基(306kW)
シーメンス Permasyn電動機 × 1基(2.85MW)
速力 水上 12kt
水中 20kt
潜航深度 250m(試験で400m)
乗員 士官5名、兵員22名
兵装 533mm魚雷発射管 × 8門
魚雷16本
ハープーンSSM
天竜巡航ミサイル[1]
電子戦
対抗手段
対魚雷デコイ
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艦歴

「鄭地」は、現代重工業蔚山造船所で2004年に起工し 2004年に起工、2007年6月13日に進水[2]、2008年12月2日[3] に就役し鎮海に所在する第9戦団に配備される。

しかし、2010年春頃に運航が停止されていたことが朝鮮日報等の報道により明らかになっている。ボルトが折れたり緩んだりする事故が2年間に6回発生したためとされるが、韓国ではこの問題を解決することができず、孫元一級潜水艦のライセンス元である214型潜水艦を設計したホヴァルツヴェルケ=ドイツ造船(HDW)の技術者が調査し、補強を行った結果、ようやく問題が解決した[4]

2014年10月、韓国SBSは、本来なら孫元一級は数週間海中で作戦行動を行なえる性能を有しているはずにもかかわらず、実際には燃料電池の不具合から連続潜航が可能な期間は数日に過ぎなかったと報じた。孫元一級3隻の燃料電池は、海軍が購入する前からすでに不具合が判明していたにもかかわらず海軍はこれを3隻購入し、その後も燃料電池は102回も停止したという。防衛事業庁は進水してから6年が経過した2013年、燃料電池の冷却システムに問題を見つけ、2014年上半期に修理を終えたと明らかにし、同年10月から燃料電池が深海で10日以上動作するか再検証する予定だという[5]

脚注

関連項目

外部リンク

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