逆カルノーサイクル
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逆カルノーサイクル(ぎゃくカルノーサイクル、英: reversed Carnot cycle)は、理論的に最も効率の高い理想的な可逆熱力学サイクルである。カルノーサイクルを逆運転させたものであり、低温の熱源(絶対温度TC)から高温の熱源(TH)へ熱を移動させるが、その際、外部から仕事を受け取ることが必要である。この点、外部に仕事を果たすカルノーサイクルとは逆である。
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サイクル
理論成績係数
要約
視点
成績係数COPは吸熱量を見る冷凍機サイクルとしての(COP)R と、放熱量を見るヒートポンプサイクルとしての(COP)H に分けられる。
ここで
- (COP)R : 冷凍サイクルの理論成績係数
- (COP)H : ヒートポンプサイクルの理論成績係数
である。 また、熱量QH 、QC および外部から供給された有効仕事W は、各状態の絶対温度T 、エントロピーS を用いて次のように表される:
関連項目
参考文献
- 佐藤俊、国友孟『熱力学』丸善、1984年、121頁。ISBN 4-621-02917-7。
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