退魔寺
群馬県伊勢崎市にある真言宗豊山派の寺院 ウィキペディアから
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退魔寺(たいまじ)は、群馬県伊勢崎市にある真言宗豊山派の寺院である。北関東三十六不動尊霊場第6番札所、東国花の寺百ヶ寺群馬県第3番札所となっている。
退魔寺 | |
---|---|
所在地 | 群馬県伊勢崎市美茂呂町3612 |
位置 | 北緯36度18分12.7秒 東経139度12分08.9秒 |
山号 | 石岡山 |
院号 | 不動院 |
宗派 | 真言宗豊山派 |
本尊 | 不動明王 |
創建年 | 応安4年(1371年) |
開基 | 源義輝 |
正式名 | 石岡山不動院退魔寺 |
札所等 |
北関東三十六不動尊霊場第6番 東国花の寺百ヶ寺群馬第3番 |
法人番号 | 3070005004557 |
石岡山不動院と号す。南北朝時代の頃、応安4年(1371年)に時の城主・茂呂勘解由左衛門尉源義輝が城内の光円坊を改めて、香華院を創立した。そして、弘法大師(空海)自作の不動明王を本尊とし、鶏足寺から道照禅師を迎え、開山の師と仰いで帰依したのが、この寺の始まりであった。後に退魔寺と改称して本寺格となり、現在に到っている。
石田三成が伊勢崎を通った時、土橋(現・光円橋)付近に毎夜妖怪が現れ、そのために庶民が難渋しているということを聞いた。早速、三成は行動を起こし、この騒ぎを解決したといわれる。そのため、寺号を改め、また寺紋を石田氏の紋にしたとされる。その後、寛文3年(1663年)、回禄の災に遭遇したが、寛文10年(1670年)には再建された。さらに延宝5年(1677年)9月には10坪余りある不動堂を建立している。本堂には、大日如来を安置しており、宝暦10年(1760年)3月には庫裏を建設、寛政4年(1792年)に本堂を改築、さらに昭和63年(1988年)1月に本堂の屋根を全面改修して現在に到っている。
「不動院」と書いてある山門をくぐると、正面に不動堂があり、その右にどっしりとした構えの本堂が建っている。左手には鐘楼が境内の隅にひっそりと構えている。