訳経史区分(やっきょうしくぶん)とは、中国における仏典の訳経史(サンスクリット等で書かれた原典の漢訳の歴史)における時代区分のことである。

旧訳と新訳

玄奘以後の訳経を新訳(しんやく)と呼び、それ以前の訳経を旧訳(くやく)と呼ぶ。玄奘は誤りや訛が多いとして旧訳には批判的であった。訳例を以下に示す。

さらに見る サンスクリット, 旧訳 ...
訳例
サンスクリット旧訳新訳
skandha五陰五蘊[1]
yojana由旬(ゆじゅん)
兪旬、由延とも
踰闍那
踰繕那とも[2]
sattva衆生有情[3]
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古訳

訳経史上では、鳩摩羅什以前の訳を古訳と言って旧訳から区別することがある[4]

古訳時代の代表的訳者は

である[5]

出典

関連項目

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