菊とギロチン

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菊とギロチン』(きくとギロチン)は、2018年7月7日に公開された瀬々敬久監督による日本映画

概要 菊とギロチン, 監督 ...
菊とギロチン
監督 瀬々敬久
脚本 相澤虎之助
瀬々敬久
製作総指揮 坂口一直
石毛栄典
浅野博貴
藤川佳三
ナレーター 永瀬正敏
出演者 木竜麻生
東出昌大
寛一郎
韓英恵
音楽 安川午朗
撮影 鍋島淳裕
編集 早野亮
製作会社 スタンス・カンパニー国映
配給 トランスフォーマー
公開 2018年7月7日
上映時間 189分
製作国 日本
言語 日本語
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概要

関東大震災後の大正時代末期を舞台に、当時実在した女相撲の力士たちとアナキスト集団「ギロチン社」がもし出会っていたらというフィクションを描く[1][2][3][4][5]。発表当初「女相撲とアナキスト」という副題がついていたが、それを抜いた『菊とギロチン』が正式名となった[6][7]

本作は一般人による1口50万円の出資金が製作に使用され[8]、配給と宣伝の費用はクラウドファンディングにより2018年4月23日から公開直前の同年7月6日まで集められた[9][10][11]

釜山国際映画祭の第19回アジアン・プロジェクト・マーケットに選出されている[12][13]

本作の脚本を原作とした栗原康による書籍『菊とギロチン やるならいましかねぇ、いつだっていましかねぇ』がタバブックスより2018年7月12日に発売され[14]7月15日には東京の下北沢B&Bで[15]7月25日には都内で刊行記念トークイベントが開かれた[16]

ストーリー

人々が貧困にあえぎ社会に不穏な空気が漂っていた大正時代末期、女相撲の一座である「玉岩興行」が東京近郊にやって来る。女だからという理由で様々な困難を抱えた彼女たちの中には、夫からの暴力に逃げてきた新人力士の花菊もいた。ただ「自分の力で強くなりたい」という思いで相撲を始めた花菊は厳しい稽古を積んでいく。そんな彼女たちは、社会を格差のない平等な社会に変えたいと夢を掲げるアナキスト・グループ「ギロチン社」の若者たちと出会う。時代に翻弄されながらも彼らは次第に心を通わせていく。

キャスト

スタッフ

受賞

  • 第73回毎日映画コンクール[17]
    • 日本映画優秀賞
    • スポニチグランプリ新人賞(木竜麻生)
  • 第33回高崎映画祭[18]
    • 最優秀監督賞(瀬々敬久)
    • 最優秀助演女優賞(韓英恵)
    • 最優秀助演男優賞(東出昌大)
    • 最優秀新進男優賞(寛一郎)
  • 第40回ヨコハマ映画祭[19]
    • 監督賞(瀬々敬久)※『友罪』『8年越しの花嫁 奇跡の実話』と合わせての受賞
    • 主演男優賞(東出昌大)※『寝ても覚めても』『OVER DRIVE』と合わせての受賞
    • 最優秀新人賞(木竜麻生)※『鈴木家の嘘』と合わせての受賞
  • 第92回キネマ旬報ベスト・テン[20]
    • 日本映画監督賞(瀬々敬久) ※『友罪』と合わせての受賞
    • 脚本賞(相澤虎之助、瀬々敬久)
    • 新人女優賞 (木竜麻生)※『鈴木家の嘘』と合わせての受賞
    • 新人男優賞(寛一郎)
    • 日本映画ベスト・テン第2位
    • 読者選出日本映画ベスト・テン 第6位
  • 第28回日本映画批評家大賞
    • 助演男優賞(寛一郎)

脚注

外部リンク

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