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花式(かしき、floral formula)とは、花の構造を分子式のような表現で表す方法である。 属レベルでの特徴や形質の違いなどを理解できる。
花の構成要素を次の記号で表す。
それぞれの構成要素の個数は記号の右下の添え字で書き、このとき融合しているものは「(個数)」と書く。例えば、5枚のがく片があり根元で1つになっていればと書く。また、構造的に外側m個、内側n個という場合は「m+n」と書く。
子房の位置はGに線をつけて、子房上位を、子房下位をと書く。またGと個数に線を引く流儀、個数に線を引く流儀もある。なお、ここでいう「上」「下」は、根から遠い方が「上」で、近い方が「下」である。このため花が上向きに咲こうが、下向きに咲こうが「上」「下」の取り方は変わらない。
それぞれの記号の順番は花の外から書くので、KCAGやPAGという順になる。
また、以下のような表記もする。
☆や↓の記号は花式の先頭に記す。
花の花びらや雄しべなどの配置を表した模式図を、花式図(英:floral diagram)という。考案者はグリーゼバッハ(1854年)とも[1]アイヒラー(1875年)とも言われるが[2]、米国の植物学者Stevens(1994年448頁目)によれば、1837年のロンドン・リンネ協会誌(Bentham、1837年、表17)が初出とされる。アイヒラー(Eichler)は花式図の利用を広めたパイオニアとして知られる[3]。
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