フィンランド共和国(フィンランドきょうわこく、フィンランド語: Suomen tasavaltaスウェーデン語: Republiken Finland)、通称フィンランドは、北ヨーロッパに位置する共和制国家首都ヘルシンキバルト海東岸に位置する国の一つであり、国境は、北はノルウェー、西はスウェーデン、東はロシアと接する。南はフィンランド湾を挟みエストニアと相対している。

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公用語 フィンランド語スウェーデン語
首都 ヘルシンキ
最大の都市 ヘルシンキ
政府
大統領 アレクサンデル・ストゥブ
首相 ペッテリ・オルポ
エドゥスクンタ議長ユッシ・ハッラアホ英語版
面積
総計 338,431km265位
水面積率 9.4%
人口
総計(2020年 5,541,000[1]人(114位
人口密度 18.2[1]人/km2
GDP(自国通貨表示)
合計(2020年 2361億8800万[2]ユーロ ()
GDP(MER
合計(2020年 2695億5700万[2]ドル(43位
1人あたり 4万8786.033[2]ドル
GDP(PPP
合計(2020年 2751億9500万[2]ドル(60位
1人あたり 4万9806.439[2]ドル
成立
フィンランド大公国の成立(スウェーデン王国スウェーデン=フィンランド)より分離)1809年9月17日
フィンランド王国の成立(フィンランド独立宣言によりロシア帝国宗主権から独立)1917年12月6日
フィンランド共和国の成立(君主制の廃止と共和制憲法の制定)1918年12月14日
通貨 ユーロ ()(EUR[3][4]
時間帯 UTC+2 (DST:+3)
ISO 3166-1 FI / FIN
ccTLD .fi
国際電話番号 358
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フィンランド共和国
Suomen tasavalta(フィンランド語)
Republiken Finland(スウェーデン語)
Thumb Thumb
国旗 国章
国の標語:なし
国歌Maamme(フィンランド語)
Vårt Land(スウェーデン語)
我等の地
Thumb
  1. UNdata”. 国連. 2021年10月11日閲覧。
  2. IMF Data and Statistics 2021年10月15日閲覧(
  3. 1999年以前はマルッカを使用。

国体の変化が激しい歴史を持つ国家であり、王制から共和制へ変換された国々の一国として知られている。ロシア帝国第二次ロシア・スウェーデン戦争後にフィンランドを併合してフィンランド大公国にした1809年まで、スウェーデン王国に属していた。のちにロシア帝国がロシア革命で崩壊して1917年に独立した。独立後、フィンランドでは4つの戦争が行われた。1918年のフィンランド内戦、ロシア革命で成立したソビエト連邦冬戦争(1939年 - 1940年)、第二次世界大戦独ソ戦)に伴うソ連と継続戦争(1941年 - 1944年)、ソ連と講和後のナチス・ドイツラップランド戦争(1944年 - 1945年)である。それぞれの戦争において、共和国の軍隊は、軍の最高司令官であるマンネルヘイム元帥によって率いられた。冬戦争と継続戦争により幾らかの土地をソ連に奪われるも、ソ連に併合されたバルト三国と異なり独立を維持した。

首都ヘルシンキは露仏同盟以来、ロシア帝国の主要都市であるサンクトペテルブルク方面へ西側諸国が投資や往来をするための前線基地となってきた。フィンランドで成長しているもう一つの重要な都市エリアは、ヘルシンキの北約180 kmにあるタンペレである。同じく直近の旧領ヴィボルグサイマー運河の出口であったが、現在はロシア領で、ノルド・ストリームの経由地となっている。ロシアと欧州諸国の間にある地政学的な重要性から、度々勢力争いの舞台や戦場になってきた。

外交安全保障エネルギー政策を巡り東西の綱引きが行われている。西側の技術によるオルキルオト原子力発電所とソ連の技術で建設されたロヴィーサ原子力発電所の両方を運用する唯一の国であり、オンカロ処分場2020年に開設されれば世界初の使用済み核燃料の最終処分場となる。情報産業政治と関係しており、公職経歴者が民間企業の幹部になる例として、エスコ・アホ首相経験者でノキア取締役を務めている。

人口や経済規模は小さいが一人当たりGDPなどを見ると、豊かで自由な民主主義国として知られている。フィンランドは2014年のOECDレビューにおいて「世界でもっとも競争力が高く、かつ市民が生活に満足している国のひとつである」と報告された[1]。フィンランドは収入、雇用と所得、住居、ワークライフバランス、保健状態、教育と技能、社会的結びつき、市民契約、環境の質、個人の安全、主観的幸福の各評価において、全ての点でOECD加盟国平均を上回っている[1]

同国は1995年、欧州連合(EU)加盟国となった。2020年の積極的平和指数で欧州連合で第1位にランクされた[2]

2022年、ロシアによるウクライナ侵攻を受けて北大西洋条約機構(NATO)への加盟申請を行い[3]、2023年、トルコが承認したことでNATO全加盟国の承認が完了し[4]、同年4月4日にNATOに加盟した[5][6]

国名・象徴

歴史

政治

国際関係

国家安全保障

地理

地方行政区画

経済

交通

国民

社会

治安

マスコミ

文化

スポーツ

著名な出身者

脚注

参考文献

関連項目

外部リンク

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