脂環式化合物

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脂環式化合物

脂環式化合物(しかんしきかごうぶつ、alicyclic compound)とは、脂肪族化合物および環式化合物の両方の性質をもつ有機化合物のことである。脂環式化合物は芳香族性を有しない飽和または不飽和の炭素環を1以上含む[1]。脂環式化合物には脂肪族の分枝があっても構わない。

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シクロプロパンは最も単純な脂環式化合物である。

主な脂環式化合物

単環のシクロアルカンにはシクロプロパンシクロブタンシクロペンタンシクロヘキサンシクロヘプタンシクロオクタンシクロノナンシクロデカンシクロウンデカンシクロドデカンなどがある。また、単環のシクロアルケンにはシクロプロペンシクロブテンシクロプロペンシクロヘキセンシクロヘプテンシクロオクテンなどがある。

二環式アルカンにはビシクロウンデカンデカヒドロナフタレン(デカリン)がある。二環式アルケンにはノルボルネンノルボルナジエンなどがある。

多環式化合物にはキュバンバスケタンハウサンなどがある。

スピロ化合物は、2つ以上の環が1個の炭素原子によって繋がった構造を持つ分子である。

出典

関連項目

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