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『胡堂百話』(こどうひゃくわ)は、日本の小説家、野村胡堂が、1959年(昭和34年)に発表した随筆集である。
野村胡堂が、その生い立ち、交友関係、自身の作品、趣味のクラシック音楽などについて綴った百篇の随筆をまとめたものである。一篇が1200字程度の短い作品にまとめられ、野村と同郷の石川啄木についての逸話や、自作の『銭形平次捕物控』にまつわる話、クラシック音楽のレコード収集についての逸話など、幅広い話題が盛りこまれた内容になっている。
『胡堂百話』は1959年(昭和34年)、角川書店より書き下ろし単行本として出版された。判型はB6判で、箱入りの体裁であった。その後しばらく絶版状態が続いたが、1981年(昭和56年)に中央公論社より文庫判で再版され、今日に至っている。
タイトルの表記は中央公論新社版に拠る。
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