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紀 橡姫(き の とちひめ、生年不詳 - 和銅2年9月14日(709年10月21日[1])?[2])は、飛鳥時代の女性。紀諸人の娘で、志貴皇子(施基親王)の妃。光仁天皇 (今日の皇室の祖)、難波内親王の生母。贈皇太后。
大宝律令で考課の成選・選限の制度が定められていた事から701年年時点で父紀諸人が外八位または八位ではないので、資人として志貴皇子に出仕した可能性は無いので、妻問婚によって側室となったと考えられる。
志貴皇子との間に、難波女王(のち難波内親王)、白壁王(のち光仁天皇)を産んだ。
宝亀元年(770年)に所生の白壁王が光仁天皇として即位するが、すでに母の橡姫は没しており、即位の翌年の宝亀2年(771年)12月、皇太后を追贈された。
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