紀元前15世紀(きげんぜんじゅうごせいき)は、西暦による紀元前1500年から紀元前1401年までの100年間を指す世紀。
ボアズキョイ(ハットゥシャ)の獅子門。ボアズキョイは紀元前17世紀から紀元前13世紀にかけて繁栄したヒッタイト王国の都。
ハトシェプスト女王葬祭殿。ハトシェプスト女王の側近で建築家でもあるセンムトによってルクソールに建てられた。デル・エル・バハリ(アラビア語で「北の修道院」)とも呼ばれる。
「トトメス3世のガラス杯」。「エジプトのナポレオン」の異名があるトトメス3世の時代に領土は拡大し、交流が頻繁になるとともに東方の新しいガラス製法も伝来した。画像はコアガラス製法によるトトメス3世の銘がある杯(ミュンヘン国立エジプト博物館(英語版)蔵)。
クノッソス宮殿の壁画「パリジェンヌ」。神に仕える巫女を描いたと考えられるがその現代風な小粋な横顔から「パリジェンヌ」の名がつけられている。クレタ島のイラクリオン国立考古学博物館(英語版)蔵。
バアル神。地中海東岸のウガリットが繁栄したのはこの時期のことであり、遺跡からは「ウガリット神話」で有名な嵐の神バアルの神殿も出土している。画像は稲妻を持つバアル神の浮き彫りで、ルーヴル美術館に所蔵されている。