粟国島
沖縄県にある島 ウィキペディアから
粟国島(あぐにじま)は、粟国諸島に属する島である。沖縄本島の北西にあり、フェリー航路がある那覇港と約60キロメートル離れている[1]。
概要
産業は主に農業と漁業で、近年では製塩業も有名である。かつては粟の産地として知られており、粟島とも呼ばれ、名前の由来となっている。また飢饉用に植えられたソテツが多く残っており、別名「ソテツの島」ともいわれる[4]。
島の西側の標高が高く、東側へ緩やかな傾斜となっている。西端が真鼻岬(筆ん崎)で、白色凝灰岩の断崖絶壁となる。
筆ん崎(ふでんざき)沖は流れが強いものの、4月 - 7月にかけて産卵期を控えたギンガメアジが数千匹の大群をつくるほか、ロウニンアジ、ナポレオンフィッシュなども回遊してくるため、上級者向けのダイビングポイントとして有名である[1]。
あまり観光地として知られていないこともあり、島内はのどかで昔ながらの沖縄の町並みが残っている。
歴史
交通
航路

航空路
→詳細は「粟国空港」を参照
島内交通
- 路線バス:村営コミュニティバス「アニー号」が島内各地と粟国港・粟国空港を結んで運行される。
- タクシー:通常のタクシーはない。村営のデマンド型乗合タクシー「りかりか号」がある。
- レンタカー、レンタサイクルがある。
主な観光名所

特産品
- 粟国の塩
- 粟国の島マース
(上記2製品は製造者名・製品名共に酷似しているが、全くの別製品。)
ハブ
与那国島、久高島、伊是名島などと並び「ハブのいない島」とされてきたが、2017年9月2日、島北部にある産業廃棄物処理施設で全長1mのハブが1匹捕獲された[6]。2023年度は8月現在で196匹が捕獲されるなど増加傾向にあるため、同年12月には粟国村議会でハブにかまれた際の医療費の補助や、住宅の石垣整備に使う補修材の支給を行うためのハブ対策条例が制定された[10]。
脚注
関連項目
外部リンク
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