第59独立強襲旅団 (ウクライナ無人システム部隊)

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第59独立強襲旅団 (ウクライナ無人システム部隊)

第59独立強襲旅団(だい59どくりつきょうしゅうりょだん、ウクライナ語: 59-та окрема штурмова бригада)は、ウクライナ無人システム部隊旅団ヴィーンヌィツャ州ハーイスィンに旅団司令部を置く。

概要 創設, 所属政体 ...
第59独立強襲旅団
59-та окрема штурмова бригада
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創設 2014年12月8日
所属政体  ウクライナ
所属組織 ウクライナ陸軍
部隊編制単位 旅団
兵科 自動車化歩兵
兵種/任務 陸戦
人員 6,000人[1]
所在地 ヴィーンヌィツャ州ハーイスィン
通称号/略称 A1619
愛称 ヤコフ・ハンジウク
標語 "До перемоги"
(勝利へ)
上級単位 南部作戦管区
戦歴 ドンバス戦争
ロシアのウクライナ侵攻
指揮官 シェフチュク・ボダン[2]中佐
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概要

要約
視点

ドンバス戦争

2014年12月8日、ドンバス戦争の影響に伴い、第30独立機械化旅団隷下の第9独立自動車化歩兵大隊第10独立自動車化歩兵大隊第72独立機械化旅団隷下の第11独立自動車化歩兵大隊を基幹にヴィーンヌィツャ州ハーイスィンで創設された[3][4]

2015年5月、ドンバス戦争に投入され、東部ドネツィク州ルハーンシク州に配備された。

2020年5月6日、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領から、名誉称号「ヤコフ・ハンジウクウクライナ語版」を授与された[5]

ロシアのウクライナ侵攻

南部・ヘルソン戦線

2022年2月24日、ロシアのウクライナ侵攻当日はクリミア共和国と接する南部ヘルソン州ヘルソン地区に配備され、オレシキーで軍事演習をしていた。団員の半数が首都キーウ守備隊の増援で不在だったため、ロシア軍とは5倍の兵力差があり、アントノフスキー橋で包囲されて多数の戦車歩兵戦闘車を喪失する大損害を受けたが、27日に残存した戦車と砲兵部隊で全滅する前に包囲網を突破して撤退した。撤退後に司令部に補給を要請したが、司令部には部隊が全滅したと思われていた[6][7]

南部・ザポリージャ戦線

2022年2月、第9独立自動車化歩兵大隊が南部ザポリージャ州メリトポリ地区に再配置され、メリトポリに到着する前にロシア軍に包囲された。第137独立海軍歩兵大隊の救援で解囲されたが、メリトポリ防衛には参加できずにメリトポリ、トクマク、ヴァシリウカが陥落し、ザポリージャで撃退したがセルヒイ・コテンコウクライナ語版大隊長が戦死した[8][9]

南部・ムィコラーイウ戦線

2022年2月、南部ムィコラーイウ州ムィコラーイウ地区に再配置され、4月にムィコラーイウでロシア軍を撃退した[6]

南部・ズミイヌイ島戦線

2022年7月、工兵大隊が南部オデッサ州イズマイール地区に配備され、第73海軍特殊作戦センター、第801対水中破壊工作支隊と合同でズミイヌイ島を解放した[10]

南部・ヘルソン戦線

2022年7月、南部ヘルソン州ヘルソン地区に再配置されて攻勢を開始し、11月にヘルソンを解放してロシア軍はドニエプル川西岸から撤退した[7][11][12][13]

東部・アウディーイウカ戦線

2022年12月、東部ドネツィク州ポクロウシク地区に再配置され、アウディーイウカの南に展開した[14][15]

2024年1月、マジャール・バーズがウクライナ海兵隊に編入した。

2024年2月、第67独立機械化旅団隷下の第1独立強襲大隊を基幹に第108独立機械化大隊ダヴィンチ・ウルブスが新編された[16]

2025年1月、ウクライナ無人システム部隊に移管され、第59独立強襲旅団に改編された[17][18]

編制

  • 工兵大隊
  • 整備大隊
  • 兵站大隊
  • 偵察中隊
  • 通信中隊
  • レーダー中隊
  • NBC防護中隊
  • 衛生中隊
  • 無人機中隊 インクイジション

旅団編制は上記のとおりとなる[20]

2017年編制

  • 偵察中隊
  • 工兵中隊
  • 整備中隊
  • 兵站中隊
  • 通信中隊
  • 衛生中隊
  • 狙撃小隊

ギャラリー

脚注

外部リンク

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