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第二八一海軍航空隊(だい281かいぐんこうくうたい)は、日本海軍の部隊の一つ。北方の主力戦闘機隊として、太平洋戦争中盤に最前線で護衛・迎撃・戦闘行動に従事した。
アリューシャン列島方面からの米軍の反攻を想定し、荒天が収まる1943年(昭和18年)春からの実地運用を目指して第十二空艦隊の一翼を担う戦闘機隊の一つとして整備され、館山飛行場で編制された。キスカ島からの撤退を実行した18年夏以後は、本土東方海上の防衛を担い、さらに秋には危機的状況となったマーシャル諸島に進出した。
以後、幌筵島を拠点に哨戒に従事するが、敵機の来襲がないまま戦線縮小。
本隊をルオットに置き、ミレ島に派遣隊を設置。
以後、先にマーシャル諸島に展開していた二五二空と同一行動。
以後、散発的に艦載機隊と交戦し消耗。1月29日段階で、二五二空と合わせても稼動機は25機に減少。
払暁よりルオット島に3波延べ120機が襲来し、全力迎撃の末全機喪失。
昼からルオット島に繋がるナムル島居住区に艦砲射撃開始。隊員に甚大な被害。
ルオット進出から僅か2ヶ月で、二八一空は壊滅した。行動をともにした二五二空は内地で再編されたが、二八一空は再建されることはなかった。前日の艦砲射撃で、ナムル島に待機していた隊員の大多数が既に死傷しており、地上戦は実質的に初日で決着がついていたと言われる。
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