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第三十六航空隊[1] (だい36こうくうたい)および昭和17年11月1日に改称した第九三四海軍航空隊(だい934かいぐんこうくうたい)は、日本海軍の部隊の一つ。太平洋戦争序盤から中盤にボルネオ島から西ニューギニアにかけての東インドネシア航路の防衛を担当し、ダーウィンを基地とする連合軍航空部隊の哨戒・迎撃にも従事した。
ダーウィンを最前線基地とする連合軍航空部隊の撃滅は、ケンダリー飛行場に駐留する陸上攻撃機部隊の高雄海軍航空隊が担当したが、双方の拠点が離れているために散発的なものとなり、膠着状態であった。また、監視基地としてアル諸島・ケイ諸島・タニンバル諸島の占領も急がれた。そこで最前線の哨戒部隊として、三十六空の編制が昭和17年6月にようやく開始された。
以後、連日マイコールに敵機襲来、5月上旬まで迎撃に従事。偵察隊への戦闘機護衛開始。
ニューギニアに進出。偵察機はカウ、戦闘機はマノクワリに駐留。
消耗に加え、捷一号作戦発動にともなうフィリピン方面の増強のために部隊は解散となった。アンボンをはじめ各地の飛行場・水上機基地に残された地上要員は、アンボンに司令部を置く乙飛行隊の濠北海軍航空隊の統率下で自活自給した。濠北空が20年5月に解散した後は現地根拠地帯に合流。バリクパパンなど一部では地上戦も展開された。
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