福浦港
日本の石川県羽咋郡志賀町にある地方港湾 ウィキペディアから
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日本の石川県羽咋郡志賀町にある地方港湾 ウィキペディアから
福浦港(ふくらこう、ふくらみなと)は、石川県羽咋郡志賀町(旧富来町)にある地方港湾。かつては福良津[1][2]、福良泊[2]とも呼ばれていた。
能登半島の西端に位置し、入り江が北湾と南湾に分かれている[要出典]。奈良時代には渤海使の帰国船の造船や修理を担い[1][2]、江戸時代に入ると北前船が寄港する重要な港として発展した[1][2]。1876年、17代目日野吉三郎によって旧福浦灯台が建設され、1908年まで日野家による管理が行われた[2]。(1908年以降は福良灯台が利用されている[要出典])明治時代以降は港としての機能が低かったため、衰退の一途を辿った[2]。1965年以降は外洋漁業に向かう大型船の根拠地となっている[2]。
石川県志賀町(旧富来町)福浦港周辺で採れる岩のりを福浦海苔という。岩海苔が育ちやすいコンクリートで固めた「のりじま(のり畑)」で育てられ、12月(1日解禁)から1月の終わりにかけて採集される。「のりじま」は11月の終わりに、福浦漁協によるのり競売で入手される。2024年の競売では124区画の競りが行われた。一区画 5,000円から競りが始まり、中には 85,000円の区画もあった[3]。
一方、天然の岩につく海苔は特に美味である。採取した海苔は、水洗いののち、型枠でかたちを整え、竹の籠におとし、水を切る。水が切れたら、風通しのよいところで3、4日干す。完全に乾燥したら、竹の籠からはがして石をとり、袋詰めして完成する[4]。ただし、採取・加工した福浦海苔は自家用で消費され、ほとんど市場に出ることはない。漁協の販売価格は、10枚1束2500円(税込み)で販売する[5]。
あぶった海苔に醤油をつけてご飯とともに食べたり、あるいは鍋料理(貝焼き)にしたりなど、味と香りが豊かである[4]。
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