甲状軟骨

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甲状軟骨

甲状軟骨こうじょうなんこつ: thyroid cartilage喉頭を構成する軟骨で最大のものである[1]

概要 甲状軟骨, 概要 ...
甲状軟骨
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喉頭(中央の最も大きな軟骨が甲状軟骨)
概要
由来 第4・第6鰓弓
表記・識別
ラテン語 cartilago thyroidea
MeSH D013957
グレイ解剖学 p.1073
TA A06.2.02.002
FMA 55099
解剖学用語
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構造

甲状軟骨は喉頭を構成する軟骨のなかで最も大きく、複数の部位に分けられる[1]。以下は部位の一覧である:

  • 前面(正中)
    • 上甲状切痕じょうこうじょうせっこん: superior thyroid notch
    • 喉頭隆起
    • 下甲状切痕かこうじょうせっこん: inferior thyroid notch
  • 前側面
    • 右板: right lamina
    • 左板: left lamina
    • 下甲状結節かこうじょうけっせつ: inferior thyroid tubercle: 左右
  • 後側面
    • 上角じょうかく: superior horn: 左右
    • 下角かかく: inferior horn: 左右

大きくは右板・左板・上角・下角で構成される。右板・左板は前側面を構成する大きく平らな板状部位であり、この2つは正中前面で結合している。その正中線の上端と下端には切痕があり、それぞれ上甲状切痕・下甲状切痕と呼ばれる。上甲状切痕の下部は体表から観察できるほど大きく前方に隆起しており、この領域は喉頭隆起と呼ばれる(別名: 喉仏、アダムの林檎)。右板・左板の後方には上角・下角があり、他との関節・筋の付着などを担う。

脚注

参考文献

関連項目

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