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レディーミクストコンクリート(英語:ready-mixed concrete)は、製造法によるコンクリートの種類で、工場で練り混ぜをしてから打設現場に運送するコンクリートである。
JIS A 5308でレディーミクストコンクリートとして規定されている。生コンクリート、生コンと呼ばれる。レミコンは太平洋セメントの登録商標である[1]。
レミコンに対し、現場で練り混ぜをする方法を(打設から見て)現場練りや(練り混ぜから見て)直送などと呼ぶ。
練り混ぜとは、セメント、骨材(砂・砂利)、水、混和剤などを配合し混ぜる工程である。レミコンはこの工程を工場で行ってから、打設現場に運送される。
工場へは、骨材はダンプトラックなどで入荷する。材の採取所のそばに工場があることも多い。骨材はふるい(ホッパ)により種類ごとに種別され、容器(サイロ、貯蔵ビンなどと呼ばれる)に貯蔵される。
材料を調合しコンクリートを作る設備はバッチャープラントと呼ばれる。上から材料が投入され、下るに従い次のようにコンクリートが出来上がる。
レミコンの運送には、途中で分離や凝結が起こらないよう、アジテータトラック(ミキサー車)で混ぜながら輸送する。ミキサーでも凝結を完全に防げるわけではなく、90分以内に現場に到着しなければならない[2]。
レミコンの品質は、荷卸時点でチェックされる。JIS A 5308では強度(養生したうえで固化してからの経過日数により、プラントにて試験が行われる。現場での型枠などを外す時期の目安にもなる)、スランプ及びスランプフロー、空気量、温度、塩化物含有量が規定されている。
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