瑠璃光寺 (柏原市)
大阪府柏原市にある寺院 ウィキペディアから
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瑠璃光寺(るりこうじ)は、大阪府柏原市山ノ井町にある寺院。曹洞宗永平寺の末寺。
瑠璃光寺 | |
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石棺仏が安置された小堂(手前)と本堂(奥) | |
所在地 | 大阪府柏原市山ノ井町7-5 |
位置 | 北緯34度35分58秒 東経135度38分6秒 |
山号 | 醫王山 |
院号 | 藥師院(薬師院) |
宗派 | 曹洞宗 |
本尊 | 薬師如来 |
創建年 | 天平年間 |
開基 | 伝・行基 |
正式名 |
醫王山 藥師院 瑠璃光禪寺 医王山 薬師院 瑠璃光禅寺 |
法人番号 | 1122005002371 |
天平年間に行基が開創、本尊の薬師如来像は行基の作と伝わる。かつては『七堂伽藍を具備せし巨刹なり』といわれ、大規模な寺院だったが、織田信長の信貴山城攻略の際に兵火に遇い、その後慶安四年(1651年)に再建されるも往時のような規模にはならず、境内は縮小して現在は敷地わずか123坪となり、本堂、庫裏、廊下および不動堂があるのみとなっている。
本堂には本尊とともに、焼けただれた四体の四天王像が安置されている。一木添木式の木像で、いずれも両腕と持仏が焼失しているものの高さは1mほどあり、平安時代の作とされる。
境内に通じる階段を上がってすぐ左手に小堂があり、内部に三体の石仏が安置されている。そのうち左と中央に石棺仏が安置されている。古墳時代後期の家形石棺の屋蓋部を転用したもので、横方向を切断して使用している。上部に蓋石の合わせ目部分が、上部外側に縄付突起が残っている。左が「菩薩形立像石棺仏」で頭部が欠損している。中央は「如来形坐像石棺仏」で頭部と上半身が深く彫りくぼめられている。いずれも平安時代後期の作とされる。かつては野道の傍らに半ば埋もれた状態で置かれ、農作業などによる研ぎ傷が所々に見受けられる。
境内奥に「日露戦勝記念碑」および「高田川音吉碑」がある。高田川は山ノ井出身で、碑は昭和4年(1929年)に建立された。 境内南には式内社である若倭姫命神社がある。
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