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犬系・猫系(いぬけい・ねこけい)とは若者における人間の性格の分類法の一つである[1]。後ろに女子や男子を付けて犬系女子、猫系女子、犬系男子、猫系男子などという形で使われることが多い。またカタカナでイヌ系、ネコ系と表記されることもある。
犬系・猫系という言葉がいつから存在するかは不明である。元々洋画では「子猫ちゃん」という言葉が使われており、特に1965年から1970年代にかけては「子猫ちゃん」という言葉を含む映画が多数登場していた(「何かいいことないか子猫チャン」(1965年)、「フクロウと子猫ちゃん」(1970年)など)[13]。
その後、1996年には安彦麻理絵の漫画『臍下の快楽』の「わたしはネコになりたいんだけど」の回につまらなそうな「イヌ系」と「子猫ちゃん」のような「ネコ系」を比較するセリフが登場し[14]、また同年の『週刊読売』でも「女のタイプ」としての犬系と猫系への言及が登場した[15]。
またアメリカでは2007年に登場した1960年代舞台のドラマ「マッドメン」が人気となり、このドラマがファッションにも大きな影響を与え[16]、2010年には1960年代のような「Fierce Cat Eye」メイクが流行した[17][18]。日本では2010年7月にコーセーのメイクブランド「Fasio」(ファシオ)が目尻用としてマスカラとアイライナーを一つにしたメイク道具「マスカライナー」を発売し[19][18]、そのCM「大発明!! マスカライナー・前編」によってネコ目メイクを広めていった[20]。その後、日本では2012年秋よりネコ目メイクが流行したとされる[10]。また同時期には猫耳ヘアもきゃりーぱみゅぱみゅを起点に流行していった[21]。
一方、2011年頃にはSNSを中心に涙袋の豊かなAKB48の板野友美(ともちん)の人気が高まり[22]、2012年2月にはその涙袋メイクが公開され[23]、同2012年6月にはメイク道具「もて涙袋モイスチャー」が[22]、同2012年10月にはメイク道具「涙袋ハイライトチップ」が登場して「涙袋メイク」が流行していき[24]、翌2013年5月には日本テレビの情報番組「ZIP!」でも「涙袋メイク」が取り上げられた[25]が、同2013年10月にはファッション誌「ViVi 12月号」によりネコ目メイクの後継として涙袋に色を入れる「うさぎメイク」が登場し[26]、うさぎ目メイクが流行となっていった[27][28]。この涙袋に色を入れる手法はその後も病みメイクや地雷系メイクで一般的となっていった。
2015年にはマイナビウーマンが男性向けと女性向けそれぞれに犬系と猫系のどちらを好むかのWebアンケートを行ったが、そのアンケートによれば男女共に尽くす犬系の方を好む人が多いという結果となったとされる[29][30]。
2019年には女性向けドラマにおいて年下との恋愛物が増え、その中から犬系男子との恋愛物も登場するようになった[31]。
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