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牧港火力発電所(まきみなとかりょくはつでんしょ)は、沖縄県浦添市牧港にある沖縄電力の石油火力発電所。
戦後の沖縄では、最初に作られた発電所である。
戦後、米軍統治下となった沖縄においては、発電は米軍からの払い下げられた発電機を使用した民間の電力業者が乱立した。しかし、規模が小さく全地域に電力が回らず、さらに米軍においても自らの発電量では電力が不足するという状況に陥っていた。
そのため、米国民政府は1950年に沖縄全島電化計画を発表、浦添市牧港に火力発電所の建設の計画を立てた。そして、1953年4月に牧港火力発電所として1号機が運転を開始、4号機までが建設された。
この発電所での電力は主に米軍向けであったが、米軍で余剰となった電力は民間にも供給されることとなり、1953年~1957年にかけて民間配電会社として松岡配電、沖縄配電、中央配電、比謝川配電、名護配電、東部配電(後に沖縄配電に吸収合併)の6社が設立、さらに1954年には電力の供給会社として琉球電力公社が設立、同年に発電所の所有権を取得した。なお、後に需要の増大とともに米軍の発電船ジャコナ号、インピーダンス号を使用した発電も行われるようになったが、その後も需要が増えたため金武町に金武火力発電所が建設された。
1970年からは順次5〜9号機までとガスタービン発電方式の1、2号ガスタービンが増設された一方、老朽化に伴い1〜4号機は1978年に、5〜8号機は2014年に廃止された[1]。
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