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熱伝導度型検出器(ねつでんどうどがたけんしゅつき、英: Thermal Conductivity Detector、略称:TCD)とは、ガスクロマトグラフィーで用いられ、試料ガスの熱伝導率によって検出する検出器のこと。
TCDは、熱容量の大きい金属ブロック内のガス流路に、金属フィラメントなどの検出素子を収めた構造である。
フィラメントは一定の電流を流して自己発熱するが、キャリアガスによって冷却もされるため一定温度となる。キャリアガスには熱伝導率が大きいヘリウムや水素が用いられる。ここに他のガス成分が混入すると、熱伝導率が小さいためフィラメントの熱を奪う度合いも小さく、温度が上昇する。温度上昇によってフィラメントの電気抵抗は増加し、この抵抗の増大をホイートストンブリッジ回路で検出する。
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