Loading AI tools
ウィキペディアから
『煙の王様』(けむりのおうさま)は、1962年10月28日にTBS系列で放送された単発のテレビドラマ。および、それのリメイクとして製作され、1963年6月に日活配給で公開された映画。
舞台は、煙突が立ち並ぶ川崎市の工場地帯。そこの埋立地に廃棄された、古い三等列車に住む百々山家の次男・三明は、“ポパイ”と呼ばれ、明朗快活な少年であった。
ある日、長男の一彦が勤務先の工場で事故に遭い、足に大けがを負ってしまう。工場をやめさせられた一彦は、家を飛び出してしまった。そんな中、拡張工事のために、百々山家の簡易住宅が強制執行されることになった。
1962年10月28日の21時30分 - 22時30分に、TBS系列『東芝日曜劇場』(東芝の一社提供)で放送された(第308回)。全編オールロケ収録の、モノクロフィルムによる製作である(テレビ映画)。制作はTBSと東京テレビ映画(現:TBSビジョン)。
第17回文部省芸術祭賞(文部大臣賞)、第2回日本テレフィルム技術賞(録音)受賞作品。演出は、当時TBSディレクターであった円谷一。音楽は山下毅雄が担当した。
芸術祭賞受賞記念として、1963年1月13日に同枠で再放送された。また1964年10月11日に「五輪記念特別番組 英語字幕スーパー版」が同枠で放送された。これは外国人記者に『東芝日曜劇場』の数作品をモニターしてもらい、本作が好評を得たことによる。これを機に、当時の日本のテレビ番組としては珍しく外国でも放送された。1964年の夏にカナダのカナダ放送協会(CBC)にて放送され、その後、アメリカのCBSでも放送された。
現在は横浜市の放送ライブラリーで閲覧できるほか、CS放送TBSチャンネルでもたびたび放送されている。
TBS系 東芝日曜劇場 | ||
---|---|---|
前番組 | 番組名 | 次番組 |
カミさんと私 その15 人生のおみやげ
(1964年10月4日) |
煙の王様 英語字幕スーパー版
(1964年10月11日) |
前年のテレビドラマが評価を受けたことにより、映画版が製作された。1963年6月23日公開。配給は日活。99分。
百々山三明役には、テレビドラマから引き続き、市川好郎が起用された。
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.