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日本の議会において政党に所属しない議員が結成する会派 ウィキペディアから
無所属クラブ(むしょぞくクラブ)は、日本の国会や地方議会において特定の政党に所属しない議員が質問時間の確保等を目的として結成する会派名の全部または一部に使用される用語。
とくに国会は一人会派を結成できないため無所属議員が政党所属議員とともに結成する場合が多い。例えば、無所属議員が○○党議員と統一会派を組んだ場合に「○○党・無所属クラブ」という会派名を使うことがある。この場合、あくまで「○○党・無所属クラブ」で1つの会派であって「○○党」と「無所属クラブ」という2つの会派が合同しているという意味ではない。
同様に使用される用語として「無所属」、「無所属会」、「無所属の会」が存在する。
2024年1月16日現在、衆議院において「無所属クラブ」を会派名の一部に冠している会派は「国民民主党・無所属クラブ」がある[1]。
上記は、2000年6月30日に民主党が中田宏・三村申吾と統一会派「民主党・無所属クラブ」を結成した[2]のを源流とする。以降、民主党は無党籍議員の会派参加の有無に関わらず、慣例的に会派名の一部に「無所属クラブ」を冠しており、民主党の後身である民進党および(旧)国民民主党、民進党と強い関係があった希望の党、(旧)国民民主党の一部議員で結成され綱領を受け継ぐ(新)国民民主党でも継承されている。
ただし、2019年10月から2020年10月までは、国民民主党は立憲民主党などと統一会派(「立憲民主・国民・社保・無所属フォーラム」、2020年9月に「立憲民主・国民・社民・無所属」と名称変更)を組み、無所属クラブを名称に含んでいなかった。なお、2020年9月には、(旧)立憲民主党と(旧)国民民主党は解党し、(新)立憲民主党や(新)国民民主党が結成されたが、その後も1月間は会派名の変更のみで同じ会派に所属していた。
2024年1月18日現在、参議院には「無所属クラブ」を称した会派はない[3]。
過去に「無所属クラブ」を称した会派には以下のものがある。どの会派も共通するのは名称のみであり、組織・構成員・政策等いずれの面からも全く無関係である。
無所属で当選した1名以上の議員が便宜上の会派名として使用することが多い。また、他の政党に近い政治姿勢を取る無所属議員が多数派形成のために政党公認の議員と統一会派を組み「○○党・無所属クラブ」のような会派名を名乗る事例も見受けられる。
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