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1941-2006, 写真家 ウィキペディアから
渡辺 克巳(わたなべ かつみ、1941年10月17日[1] - 2006年1月29日)は岩手県盛岡市出身の写真家。新宿を舞台に活動した写真家の一人。
盛岡第一高等学校の定時制に通うかたわら、毎日新聞社盛岡支局で補助員の仕事に就き、写真の面白さを知る。
高校卒業後、国鉄に入社するが、写真への思いが断ちがたく1961年に上京。翌年から5年間、東條会館に勤務し、スタジオ撮影を学ぶ。
1965年から、新宿で「1ポーズ3枚1組200円」でポートレート撮影を請け負う「流しの写真屋」になる。
1973年、「カメラ毎日」6月号の新人写真家紹介ページ「アルバム」に「新宿・歌舞伎町」を発表し話題を呼ぶ。「新宿・歌舞伎町」はこの年の「アルバム」の最優秀作品に与えられる「カメラ毎日」アルバム賞を受賞。同年、写真集『新宿群盗伝』(薔薇画報社)刊行。
その後も新宿で写真を撮る一方、焼き芋屋、写真館経営などを経て「フォーカス」「週刊文春」などで週刊誌カメラマンとして活動。
2006年1月29日肺炎により死去。
2006年11月、ニューヨークのアンドリュー・ロス・ギャラリーで写真展「KATSUMI WATANABE」開催。写真展開催に合わせてアンドリュー・ロス編集による写真集「Gangs of Kabukicho」が刊行された。
2008年2月、東京のワタリウム美術館で写真展「流しの写真屋 渡辺克巳 1965-2000」展開催。
2011年4月、写真集『新宿、インド、新宿』刊行。森山大道、秋山祐徳太子、小泉悦子(渡辺克巳夫人)らが寄稿している。
サンフランシスコ近代美術館に作品が収蔵されている。
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