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1953年(昭和28年)4月8日の車両称号規程改正(総裁達第225号)時に従来の水槽車より名称が変更された[1]。
蒸気機関車の運転においてはボイラーの目詰まりによる機関車故障を防ぐために不純物のない水が必要となるため、水質の悪い地域にある機関区へはこの水運車を使って水を輸送していた。 大半の車が用途廃止(廃車)となった蒸気機関車の炭水車を最小限の改造にて済ませ転用した。さらに水運車として新規製作された車の形状はタンク車と似たような形状で、タンク型の荷台が付いている。
全車が専属貨車として運用され、常備駅が定められた。
無煙化による蒸気機関車の全廃後は主たる用途を失い、1977年(昭和52年)の時点でミム100形26両を残すのみとなったが[2]、これも国鉄分割民営化を目前に控えた1986年(昭和61年)に形式消滅し、水運車はJRに引き継がれることなく全廃となった。
水運車の変わった利用として、昭和53-54年福岡市渇水の際に運行されたいわゆる「水列車」がある。九州内の蒸気機関車は1975年(昭和50年)3月に廃止されていたが、残っていた水運車を活用した数両編成の列車が仕立てられ、大分などから当時の福岡港駅へ水を運んだ。
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