次硝酸ビスマス

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次硝酸ビスマス(じしょうさんびすます、英:bismuth subnitrate)とは収斂薬の1つ。化学式はBi5O(OH)9(NO3)4CAS登録番号は1304-85-4。

性質

白色粉末で、水にはほとんど溶けない。

粘膜表面のタンパク質と結合して不溶性の被膜を形成し[1]粘膜の保護作用、炎症抑制作用を示す。

なお、慢性消化管通過障害又は重篤な消化管潰瘍のある患者、そして出血性大腸炎の患者には禁忌である。

利用

ニーランデル法
主に尿中のグルコースを検出する方法の一つで、アルカリ溶液中で次硝酸ビスマスはグルコースの還元作用により、金属ビスマスとなり褐黒色の沈殿を生じる。感度は約50mg/dl以上である。

関連項目

参考文献

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