横川の蛇石
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横川の蛇石(よこかわのじゃいし)は、長野県上伊那郡辰野町にある国指定の天然記念物(1940年指定)。

粘板岩に貫入した閃緑岩の岩脈が横川川の川底に露出している。その岩脈に直交して、ほぼ等間隔に石英脈が入っている。石英脈の入った岩脈が蛇腹のように見えるため「蛇石」と呼ばれている。
民話

横川の蛇石の位置。
地元の横川地区には、次のような民話が残っている。
2匹の兄弟竜が喧嘩をしたことによって横川川が氾濫し、下流の集落が鉄砲水に襲われるところを、母子2匹の蛇が自分の身を犠牲にして救った。そのことを熊野権現が感心し、後世までもその功績を称えるために蛇石に変身させた。なお、2匹の竜は2度と喧嘩ができないように、上流にある大滝に閉じ込められたという。
関連項目
参考文献
- 信州地学教育研究会 『長野県地学図鑑』 信濃毎日新聞社、1980年、ISBN 4-7840-8913-6。
外部リンク
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